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りんごのソース作り
秋ですね。りんごの季節です。
ドイツの冬のりんごといえば、Apfelmus(アプフェルムース/りんごのソース)。いや、他にも色々ありますけれど、この『アプフェルムース作り』が秋って感じがするのです。※果てしなく個人の感想です。
先ずはりんごを摘むところから。先週末に夫と行ってきました。
とりゃっ!…下の方しか届かない。
さすが自然のりんご。虫さんが住んでいらっしゃるらしき穴も多数。(写真は綺麗なりんごを寄せて綺麗な面を見せて撮りました。)
皮を剥き、小さくカットするのと同時に、虫さんチェック。きぇーっ!ってりんごは庭のニワトリさん達へどうぞしました。
鍋で煮ます。私がみたインターネットのレシピは、お砂糖を入れない簡単手作りレシピというもので、『リンゴ2kgに水200mlを入れ、沸騰させたら弱火〜中火で20分、果肉を残すもよし、潰してまろやかにするもよし、レモン半個分のレモン汁を入れて色が茶色くなるのを防ごう。シナモンを入れたり、バニラを入れたりもいいね』のように書いてありました。
こちら↓
https://utopia.de/ratgeber/apfelmus-selber-machen-einfaches-rezept-ohne-zucker/
ジャガイモを潰す用のスティックで荒く潰したら、ハンドミキサーで滑らかに仕上げました。
りんごを煮ている間に別のお鍋で瓶を煮沸します。沸騰してから5分は煮た方が良いらしいです。
私、この煮沸作業の手間が嫌いです。でもやりました。頑張ったと思います。(我が家も空き瓶を溜めておいて、再利用します。ドイツでは手作りジャムやソースをちょっとした手土産に渡したり、頂くことがよくあります。瓶が人から人へとグルグル巡ります。今回の小瓶達はこのソースの為に新たに買い足しました。)
出来上がり。小瓶に10瓶出来ました。
6瓶はシナモンと蜂蜜入りで、4瓶はシナモンと蜂蜜とバニラも入れてみました。バニラの味はシナモンに負けて(?)しませんでしたけれども。一応フタに貼ったラベルにも「バニラ入り」とは書いておきました。
鋭い方はお気づきかも知れませんが、えぇ、少し底を焦がしまして…茶色めの仕上がりとなっております。が、味はあっさりとして匂いは焼き芋のような、美味しいりんごのソースが出来ました。
このりんごソース、ドイツでは単品では余り食べず、ジャガイモを揚げたものに添えたり、クレープのようなものに添えたり、ヨーグルトに混ぜて食べたりします。お肉に添える人も。
私はリンゴパイの具に使おうかしらと思います。
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ドイツでは昔、住民達が食べられるようにという考えから街路樹に果樹が植えられたそうで、公共の場の果実は採ってもよいとなっていました。がしかし、田舎では私有地との区別が難しかったり、街路樹でも市や街の持ち物だから可否を尋ねなければいけないのでは…などとややこしくなってきたようで。
ここのは採ってもいいものなのか、と迷う人達が続出したのでしょう。(知りませんけれども。)
このレシピのサイトでも紹介されているのですが、ドイツ国内で「何処でなにの採取が可能かを示した地図」がインターネット上に登場していました!
地図上に果物のマークがあり、
そのマークをクリックするとより詳しい案内が表示されます。↑例えばこの茶色のは栗のマーク。マークをクリックすると↓このように「この公園には沢山の栗の木がある。9月末〜10月初め頃が収穫時期」と情報があります。
なんて便利なんでしょう。これで安心して摘むことが出来ますね。
自分で採って、調理して、美味しく頂く。
ドイツに来てから自然や四季が以前より身近に感じられるようになりました。(住んでいるところが田舎なのですけれども。)
2020年9月10日
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