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自然から学ぶこと

5月から市民農園を借りて、小さな畑だけど出勤前や休日にちょこちょこと出向いている。

今育てているのは、人参、かぼちゃ、ミニトマト、きゅうり、しょうえもんインゲン、ささげ豆、大豆、さつまいも、キクイモ、ピーマン、シシトウ。

畑に初めて行った時は、それまで想像していたのとは違い、草ボーボーの状態だった。
よし!ここから自分の畑を作っていくんだ!
とすごく意気込んだのを覚えている。
そこからはカマを持って、ひたすらに草を刈り、少し耕して、畝を作っていった。

その中で、てんとう虫、アブラムシ、ミミズ、アリ等の虫、様々な種類の草があることに気づいた。そして、その中から真っ赤ないちごも現れた。

いちごって残留農薬が1番高くて、農薬が必須の植物だと思っていた。でも、こんな草の中に紛れて現れたいちごは虫も付いていないし綺麗で甘くて美味しかった。

そして、次の日畑に行ってみると、なんといちごにアブラムシが大量に湧いていた。

ああ、あの草ボーボーで虫がいる状態が、多様性があってバランスが保たれた状態なんだって気付かされた。こんなに小さな畑=自然の中でも多様性のある、バランスのとれた環境に自然と向かっていくんだなあって。

なんか、野菜を作るためにやっているけど、少なからず私がこの小さな自然を壊しているんだなって罪悪感。少しでもこの環境を守りながら野菜を作ろうと思った。

最初の畑
突如現れたいちご

畑をやっていると本当にたくさんの虫に出会う。
特にかぼちゃでは私の大好きなマルハナバチがせっせと花のみつを吸って、花粉を運んでくれている。ありがとう。

観察してみると本当に懸命に働いていて、身体中に花粉を纏っている。その姿がとても愛おしい。
でも、次の日に行ってみると、きゅうりの花の中で黒くなったマルハナバチの死骸が。その死骸もやっぱり花粉を纏っている。

虫が死を恐れる事はないんだろう。ただ、単純にひたむきに目の前にあることをこなしていく。
すごく美しい死に方だなあと思う。死を恐れていては幸せになることはできない。そう教わった気がする。

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