妊娠中
※かつてエッセイ投稿サイト「shortnote」に別名義で掲載していた内容をサービス終了に伴い転載しました。
だんだん腹がぼーんってなってきて
そういう体型の変化が、思ってた以上に嫌。
わたしのアイデンティティが、
(そんなもの凡人には最初から無いようなものかもしれないけど)
腹=妊婦=体型そのものになってる
優先席の前に立つ妊婦、エレベーターを使う妊婦、歩く妊婦。
腹。
妊婦である自分の状態が受け入れられてないのかな…
産婦人科に行くと沢山の妊婦がおり、当たり前だけど、みんな妊婦ではあるものの全員全く違う人である
太ってる人、痩せてる人、
子連れの人、1人で来てる人、母親と来てる人、旦那さんと来てる人、
お腹すごく大きい人、まだ全然目立たない人。
みんなそれぞれに、妊婦を過ごしてると思うとなんとも不思議な気持ちになる。
あと、なぜかたまたま、友人で今妊娠中の友人が数名いて、
色々と話できるし喜ばしいことだけれど、
フェイスブックやインスタグラムなどでの
幸せ妊婦ライフの紹介が激しく、もやっとしている…
私はまだ無事に生まれるかなんて全然分からないのにそんな投稿ができることが、とても信じられないけど
そう軽くカミングアウトできるのが若干うらやましくもあり
まあ所詮人それぞれなんだろうなというところだ
私は、子どもに会えたら幸せだとは思うけど、
子どもが私を幸せにしてくれるわけではない強く思っていて、
あと、いわゆる母親らしい母親に自分から迎合していくも嫌なんだと思う
それが他の人より強く出てるのかなと思う
多分ママ友はできないだろうと今から思う
ただ毎日カロリー計算して胎動表をつけ、
弁当を作り、
塩分は6gを遵守(できてないときもあるけど)、
5000歩は歩き、骨盤底筋を鍛える体操みたいなのやって、生ものに注意。
これで無事に生まれてくれるなら安いものである。
何が言いたいのかよく分からなくなってしまった…
色んなことが上手くいくように祈りながら毎日過ごしている