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恐慌と泥棒

 歴史雑記047
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置き配泥棒

 起き配というやつ、僕は大変危険であると思う。
 もちろん、これまでも不安の声はそれなりにあったし、多少の盗難は起きていたようだが、ここにきて全国紙で報じられる事態になっている。

 団地の玄関先に置かれた宅配用の荷物を盗んだとして、警視庁は住所不定、無職高橋哲也容疑者(46)を窃盗容疑で逮捕した。容疑を認め「この時期にいけば、金目のものがあると思った」と話しているという。逮捕は14日付。(朝日新聞デジタル、2020年5月16日15時01分更新記事より)
 https://www.asahi.com/articles/ASN5J4S9PN5JUTIL00K.html

 この事件は「114点」と大量に盗んだこと、コロナ禍に乗じる形で犯行が行われたことから大きく報じられたと思われる。
 容疑者は「住所不定、無職」とあり、盗品は換金したようだから、生活に困っていたのだろう。
 増加傾向にある「起き配」を盗んだタイムリーさで記事になったが、実際には生活苦から「強盗」や「車上荒らし」「ひったくり」などの従来型とは少し異なる盗みを行う人が増えているようで、これはそのバリエーションのひとつではないか。

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