夜が失われた生活
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もう一年半ほど心療内科のお世話になっていて、キツい眠剤を飲み続け、断酒し、生活リズムを整えることに注力している。
だいたい21時過ぎには眠剤を入れ、1時間後くらいには撃沈して、早朝に目が覚めるという日々が続いている。
稼働時間は鬱病発症前の三分の一程度になり、作業精度も落ち、ほとんど自宅と会社のある千葉県市川市から出ない生活を送っている。
かつて、まだギリギリ踏み止まっていた頃(この頃に心療内科に行くべきだった)は、お酒も飲めたし、夜の打ち合わせや、いろんな人が集まる会に顔を出すこともできた。
これらができなくなって1年半が経過し、「夜の活動」がない世界に生きていると、「僕はもう以前のような仕事のやり方ができないのだな」というのが身に染みてくる。
そうすると、新しい仕事の方法論を構築しなければならない。
ただ、今のところこのチャレンジはまだこれという型ができていない。
毎月減っていく会社口座の残高を見つつ、「なんとかしなきゃあなあ……」と焦りつつも、「できないものはできないしなぁ」と、曖昧に日々を過ごしている。
出版業界で仕事をしていると、著者さんやデザイナーさんそれぞれの活動時間帯は異なり、それらに即レスをしようと思うとどうしても鋼の身体と強靱なメンタルが必要になる。
それらが失われてしまったいま、僕はどうやって自分の型をつくり、会社を軌道に乗せて行ったらいいのか、五里霧中の日々が続いている。
とにかく年内は、志学社の仕事を優先順位の最上位に置き、なんとか年を越したい。
初めてやることばかりでなんとも覚束ないのだが、「本業」優先で黒字を目指して行こうということだけははっきりしている。
来年は志学社選書を年間3冊くらいは出したい。
このためにはしっかり寝て、少しでも稼働時間を増やさないといけない。
脱薬までの道は果てしなく遠いが、とにかく真っ当な商売がしたい。
博論も著者に高額の持ち出しを要求せず、なんなら印税を払いたい。
二期目はそのための基礎固めをする年になるだろう。とにかくやっていくしかない。
そんなわけで、夜の打ち合わせ(飲み会)はまだ当面ほとんど参加できなくなりますが、企画については気楽にご相談ください。
夜は動けませんが、その分昼間に頑張ります。やるしかない、人生の正念場を迎えています。
(これより下に文章はありません」
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