担当作家の隣には絶対に住みたくない──人に見せる用日記2021年10月よりぬき版②
「来年戦争が始まるぞ」と言ってもこのときはまだ米軍ですら信じなかっただろう。
そんな2021年10月後半の日記である。
10月16日(日)
会社に泊まり。
早く起きて仕事を進める予定だったが、わらびと寝すぎてしまった。
わらびはだいたい僕の足元のあたりで寝ているのだが、僕が起きてもまだ寝ていると布団をあげるのが憚られる。
どうしようかな……と考えているうちにこちらも二度寝してしまうというわけだ。
おかげで睡眠は確保したが仕事は進まなかった。
今日は天気すぐれず。
故あって二階を片付けているのだが、縛っても縛っても本が減らない。
古本屋に来てもらうほど価値のある本はそうないし、それらは処分しないので自分でなんとかするしかない。
本宮ひろ志先生の持ちビルの一階でやっている「銀次郎」という八百屋が非常に良心的で(本宮先生があまり家賃を取らないらしい)、よく利用するのだが、ここで買った梨がうまい。
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