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ドラマShrink、出会えてよかった

「境界性パーソナリティー障害」

と聞いて、

あなたが最初に思うのは、どんなこと?

そもそも初めて聞いた、と言う人もいるかもしれない。

先日、ドラマShrink、第三話を見た。そこで取り扱っていたのが、境界性パーソナリティー障害(ドラマでは障害ではなく「症」と表記されていた)だった。

Shrinkが放送されてから、実は数日間ほど、見ることを躊躇ってきた(これまでなら、リアタイは無理でも、オンデマンド配信で翌日には視聴していた)。

怖くて怖くて、仕方が無かったから。

と言うのも大学時代、とある履修科目で一緒だった、一人の学生(以下、Aとする)とそれに纏わる周囲の出来事を、思い出してしまうから。

だけど、見ることにした。
見る勇気を、出した。

見たら、思い込みが、変わるかもしれない、
ちゃんと見て、過去の自分と向き合おう、

そう思って。

ここからは、上述したように、大学時代と中学時代に私が経験した出来事、またShrink第三話を見て、感じたことや考えたこと、見て気づけたことを、書き綴る。

人によっては、以降、読むのに刺激が強い、と感じるかもしれません。そのためある程度どんな話か分かるように、目次だけ先に記載しておきます。

目次の後からすぐに文章が始まるので、現時点で気持ちが弱っている方などは、閲覧お気をつけください。



Aは、気性や感情の起伏が激しい人だった。

授業で会う度に、気性がコロコロ変わっていた。時に激しい苛立ちを周囲のものに当たり散らすなどしていた(床や壁を蹴りつける、スマホを壁に投げつける、など)。

それを面前で見た当時、私はただただ、怖かった。時には、何かから追われているかのように「急がなきゃ殺される…」と口にして教室を飛び出し、教員をなじるような言葉掛けをした。


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