「キチガイ、頭のおかしなやつ」そんな言葉に私は負けねえ

「キチガイだわ、マジで？こわー」「頭のおかしなやつは全員、グループホームにぶち込んどけよなw」

平日の夕方、某チェーン店カフェにて。

そんな他人が発する会話の一部始終を図らずも隣で耳にした私の心は、一気に氷点下になって凍るかと思った。

キチガイ、とか、頭のおかしなやつ、とか。

そんな言葉を用いては、そうやってあたかも自分達は普通であいつだけは異常、自分とは違う、かけ離れたどこか別の世界の住人、そんな風に思ってるんだろうな。

そんな人達に、ひとついい？

キチガイでも頭のおかしなやつでも、ここであんたらと同じ世界で、どうにかこうにかして生きてんの。

誰だってきっと、なりたくてこうなった訳じゃないんだよ。

そうやってせせら笑ってる、まさにあんたらの隣で静かに飲み物啜ってる私が、あんたらの言うような「頭のおかしなキチガイな」精神障害者なの。

今めちゃくちゃ誹謗中傷受けたような気持ちなんだけど。ねえ、解る？この痛み。

痛いんだけど。

痛いよ？

言葉にしないだけでめちゃくちゃ痛い。

痛い痛い痛い！

だけど敢えてその場で言うことでもないし、だから言わなかったよもちろん。

私でよかったね隣にいたのが。

他の誰かだったらもしかして、喧嘩になっててもおかしくないんじゃないかな。

だけどね。

その狭い世界の中で温室でそうやってぬくぬくしながら、自分達が絶対的正義だと勘違いしながら、これからも好き勝手言っとけよ。

そんな言葉使うやつらに、私は絶対負けねえ。

P.S.

痛いとか書いたけど私は全然落ち込んでない。どちらかと言えば憤っている。