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せいかつなんてしたくないけど写真は撮りたい
苦痛だよ。何が楽しくて洗濯干して食器洗うんだよ。掃除はまあ百歩譲っていいとして、食べるの億劫なんだよ。
生きたくなんてないんだよ、生きたくて生きてるやつなんているのかよ。こうして足掻く日々に一日でも早く終止符を打たせて欲しい。
せいかつなんてしたくない。
でも無性に目の前の景色を収めたくなる、相棒のデジタルカメラで。
最近の私は、半ば衝動的に家を飛び出す事が多い。もちろん死ぬためじゃないから安心して欲しい。
歩いて歩いて、目的地は決まって、地元の都立公園。
今日見たく、どんなに寒くて風びゅーびゅーで、それでいて意地でも手袋しないせいで、指が悴む。それでも構わない。
ただ、その瞬間に目の前に広がるその景色にシャッターを切れたら、私はそれで満足出来る。
この景色を収められてよかった、死ななくてよかったってそう思えるから。
今の私はカメラと写真に生かされている。そう強く思う。
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