絵本を作ろうと思った話【Adobe Creative Residency Community Fund】
Adobe Creative Residency Community Fund
Adobeさんがビジュアルクリエイターの夢の実現を支援するため、全世界的なクリエイター支援のファンドを立ち上げました!今年度複数回にわたり募集があるのでご興味があるかたぜひとも👀✨ポートフォリオと企画内容(フォーム入力)で審査してくれるので、手間なくいまの活動の延長線上で応募できるので超おすすめです!
幼い頃から、絵を描くこと、おはなしを考えること、作曲すること、架空のいきものや素敵なお洋服を考えることが好きだった。なぜなら自分も楽しくて、周りの人も喜んでくれるから。これらが全部できるお仕事ってなんだろうと考えてみると、”映像”じゃん!ということに気付いたのは中学生の時。
(ゆとり教育の総合の時間も無駄ではなかったわけですね)
次に映像で食いっぱぐれないってなんだろうと思い、中村勇吾さんへの憧れを抱きつつ工学部を受験をするもあっさり撃沈。美術大学の映像学科に入学する。(数学を使ってはいったため、デッサンは未経験。)
美大に入学すれば、もちろん画力はドベ。ほぼ同じ場所で同級生が構えたカメラが捉えた構図のなんと美しいこと。もちろん勉強不足もあるのだが、在学中に同級生たちと自分を比べて挫折を味わい、人には向き不向きがあることも知り、その中で自分が苦じゃなくできて、人より少し得意なことを発見できたのはよかったと思う。
そんなこんなで、今は映像を主軸にした企画演出の仕事をしている。なんだかんだ自分にあっていて、好きなことがやれているのは本当にラッキーだなあといつも思っている。自分個人の能力はたかが知れているので、餅は餅屋におまかせである。私の画力0のヘニャヘニャなイメージボードが、素晴らしいクリエイターの皆様のお力で想像を超えるクリエイティビティで立ち上がった時の感嘆たるや、ああ私って本当に世界一幸せ♡という気持ちになるのである。
さて、話をもとに戻そう。美大に入学して画力がドベだった私。
美大の4年間は本当に絵を描かなかった。周りにこんなに上手い人がいるのに、自分で描く意味もほぼ感じられなかったし、描くのが恥ずかしかった。その程度だったのである。
しかし社会人になり、また美大外のコミュニティに属するようになると、周りの人が喜んでくれるのが嬉しくて、絵を描くようになった。実際外にはでないが絵コンテ程度には役立ったし、最近は番組内のキャラクタデザインやイラストのお仕事もさせてもらって、なんだか嬉しい。
”上手くはないが、味はある。”とポジティブに捉えることにした。
それに拍車をかけたのがiPad Pro(Apple Pencil)とAdobe Fresco(とSKETCH)、である。それまでは手書きで紙に描いてスキャンしたものにWacomのペンタブで色つけをしていたのだが、もう!本当に!次元が違う心地よさでなのある!欠かさず持ち歩き、大抵お酒を飲みながらでも描いている。(そして居酒屋にiPadを忘れたことも・・・・)
そんな中コロナがあって、自分とじっくり向き合う時間もあり、学生以来だが、企画だけじゃなく、ちゃんと個人として最終アウトプットまで制作してみたいなという気持ちが湧いてきたのである。
”絵本”という題材を選んだのは、”触れるモノ”への憧れがあったから。
そして物語とビジュアルというのが創作の原点にあるから。
さて、エンジン入れて、やりますか。
✴︎Adobe Creative Residency Community Fund 本当におすすめです。