コスプレ表現を愛おしむ「こころ」を、次の世代へ
コスプレすることの何が面白いのか。
何が楽しいのか。
何が美しいのか。
どんなときにレイヤーさんが輝きを増すのか。
ほとんどに「心のはたらき」が関係している。
自分の心を表現するときの、一瞬何かが光るような、不思議なはたらき。
私はそれが愛おしい。
コスプレイヤーさん向けにワークショップやレッスンを作っていると、「コスプレする」という行為の、自分なりの解釈がどんどん言語化されていく。
もちろん私なりの解釈なので、当てはまらない方もいるはずだけど。
コスプレする中で、楽しいだけじゃなくて何か悩みや壁にあたることもあって。
そんなもやもやしたものを抱えている人が、私のワークショップやレッスンに参加することで、小さな光を見出せる、また自信を持てる。
もっとコスプレが楽しくなる。
そんなキッカケをつくれたら。
いつもそんなふうに思っている。
20年以上ダンスで舞台芸術に関われたこと、落ちこぼれなりにも学校で芸術の勉強をできたことは、今コスプレに関わる私の大きな財産だ。
人が何か表現することの豊かさを知り、それを愛おしむ「こころ」を育ててくれた。
有り難い。
世間知らずで自分のことしか見えなかった私を見捨てず、根気よく付き合ってくれた人たちがいたから、今日がある。
今度は私が、次の世代に手を差し伸べたい。
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