何故、“オンナ”の話をやろうと思ったのか①
12月舞台《はら、はらり》主催の菅沼萌恵です。
最近、連日オンラインで打ち合わせしているのですが、目下の目標は「どうしたら、この作品(はら、はらり)をより多くの人に届けられるのか」という事。
今回は企画公演で『劇団』でもなければ長く回数重ねてきたプロジェクトの公演でもないんですね。
この作品の為にスタッフもキャストも全く別々の場所から集まって来てくれている。
それ自体は創作としては、とてもワクワクするのだけど、興行としては未知数な部分が多いのです。
咲匂-SAKO-というプロジェクトユニットも昨年12月に立ち上げたので、公演としての実績も僅かで、その名前で人が来る訳ではない。
勿論、主宰として個人集客を頑張るのは当たり前なのですが、こう、なんて言うか…
“知り合いだけじゃない層にも作品を届けるにはどうしたらよいか”
と言う事についても最近毎日考えていて。
昨日と今日、演劇業界全く関係ない友人に上記の話を相談していたのだけど2人とも同じ話してて。
“人はストーリーに共感する”
▷なんで、その話をやろうと思いたったの?
って私に沢山質問をしてくれたんですね。
そこで、話しながら「自分では言ってきてるつもりになってたけど、全然伝わってなかったし、全く量が足りてなかったんだな」って気づいて。
なぜ、この舞台をやろうと思ったのか
公式サイトのトップにも挨拶として書いていますが(こちらもよかったら是非ご一読下さい)↓
【はら、はらりに登場する女性は何かしらの業や葛藤を抱えているのは何故か】
舞台はら、はらりには沢山の女性キャラクターが登場します。
相関図はこんな感じ。
ボイスドラマや9月のスピンオフを観てくれた方は、一部キャラクターの抱えているその葛藤や弱さ、業を感じ取ってくれたと思います。
私は今回、キャラクターイメージと原案を担当していますが脚本に昇華してくれているのは今井夢子さんなので、これはあくまで私が原案を書いてる時に思ってた事と前置きしておきます。
人間の、特に女性の色んな欲や、業や、それによって苦しんでいるオンナ達が、自分の生き方を自分で選んでいく姿を綺麗事ではない世界で描いてみたい。
結果、オンナ達に関わるオトコ達も影響を受けていく様を描きたい。
私がはらはらりで本当に大事にしたいのは
“生々しさ”で、「昔の遊郭の可哀想な女性達」を
見世物にしたい訳じゃない。
夢子さんに脚本を頼んだのも、
彼女が最初に見せてくれた台本が
“そこに、確かに生きてる人間の体温があったから”
美しいだけじゃない
おどろおどろしいだけでもない
〈生きる力〉を全身で浴びて貰えるような、
そんな舞台にしたい。
私、本当に人生を変えてくれるような舞台を観た時は、電車に乗ろうとしたのに嗚咽して乗れなくてホームでずっと泣いてた(不審者)
本当に感動した講演会を聞いた後は泣きながらその人に声をかけてた
「もっと生命を燃やしていきたいと思った」って伝えてた
私が今回演じる役名の一蓮(いちは)は造語。
その名前に込めた想いは泥中のハスの花のように泥沼のなかから美しく咲く蓮のように
苦界を生き抜いて欲しいと姐の紫花魁が
つけてくれました
この世を地獄だという人がいる
この世は美しいという人がいる
どちらも本当でどちらも虚構なのかもしれない
喉が焼けつくような感動を体感して欲しい
古今東西ありとあらゆる女達の
情念が混ざり合って
その顔は夜叉か菩薩か…
オンナのハラから産まれる私達
その物語
とりとめもないけど、4年構想していたので
なんでやろうと思ったかの想いは沢山ある。
クオリティを求めず、まずはどんどんアウトプットしていこうと決めたので、良かったら今後も読んでくれた嬉しいです。
🥀フライヤー
🥀本公演タイムテーブル
🥀座席種類
🥀12/18-23 はらはらり 本公演ご予約
https://eplus.jp/sf/detail/3321430001
※アンケートに菅沼萌恵のお名前を書いて頂けますと、本番までの何よりの励みとなります。
🥀はら、はらり スピンオフ企画 10/24 吉原の巻
引手茶屋として栄えた金村さん(中江別館)で
公演を打ちます↓
🥀ご予約はこちらから
https://twitter.com/moemogu_heiwa/status/1309757651744481280?s=21
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