夫が2度精液検査をした場所はわたしが通っていた婦人科。 男性不妊外来は月に1度アルバイトでやってくる先生が行っていたのです。 無精子症の夫は精巣を切り開く手術が必要になるため、先生が所属する大学病院への転院を勧められました。 大学病院のホームページを見てみると 生殖医療全般を行い男性不妊にも注力していると書いておきながら 診療実績一覧には男性不妊に関する実績が一切書かれていないのです。 一気に先生への不信感が募りました。 診断を受けた病院はあくまでも婦人科で、無精子症
よくもまあこんなことしてくれて。 これが最初の感想です。 生殖補助医療のなかでも提供精子に関する法整備は大きな論点のひとつになっているにもかかわらず、第一線であるはらメディカルでこのような事件が起こってしまうと、わたしたちのように提供精子がなければ子を授かることができない者の人権が保証されていない法律が成立しかねません。 提供精子に関する明確な法律がない今 医療機関が定めた厳しいルールに従うことに同意することでようやく治療を受けることができます。 このルールは医療機関が
2023年5月 妊活を始めてちょうど1年。 1年でできると言われたのにいまも妊娠していない。 やっぱりなにかあるのかもしれない そう思ったわたしは、いつのまにか埃をかぶっていた容器を夫に渡し、精液検査をお願いしました。 疑っているわけではないけれど、念のため病院に行ってほしいと。 わたしと同じように妊活に疲れていた夫。 変わらず忙しくはありましたが転職して少し時間に余裕ができたこともあり、自分に何かあっては同じことの繰り返しだからと受診予約をとってくれました。 以前は
4年間の交際を経てようやく結婚したわたしたち。 夫婦水入らずの時間もとても素敵だけれど、早く子どもに恵まれたいねと話していました。 だから子どもができる前提で、ゆとりを持って暮らせる広さの家を選び、チャイルドシート付の電動自転車を購入するなど、 家族が増える準備を少しずつ進めていたのです。 そんなわけで結婚式を終えた翌月、2022年5月から妊活を開始しました。 排卵検査薬「ドゥーテスト」で排卵日を予測し、タイミングを取ることに。 タイミング法での妊娠の確率は25〜30%。
はじめまして! 無精子症の夫と暮らす妻、もうです。 結婚して1年半、いまも道半ば。 無精子症と向き合うわたしたち夫婦のありのままの記録が、同じく無精子症で悩まれるご家庭の方々にとって少しでも心の救いになりますように。 そんな思いで始めることにしました。 無精子症と診断を受けるまでの経緯や未来のこと、そして夫との関係性の変化について綴っていきます。 今日は夫とわたしのプロフィール。 ■夫 39歳 会社員 よく見る動画はなかやまきんに君・山澤礼明。 筋トレ大好きマンです