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土砂災害に向き合う私が、森林課題にビジネスで向き合うためのカレッジを開講する訳。
こんにちは、ソマノベース 代表の奥川季花(おくがわ ときか)です。普段は「とっきー」と呼ばれています。
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私たちソマノベースは、「土砂災害による人的被害をゼロにする」ことを目指し、災害に強い森づくりに取り組んできました。
日本は国土の約7割が森林で覆われている国。地球温暖化が進み、脱炭素社会の実現が求められる昨今、多くの方が森林に関心をお持ちでしょう。実際、私たちのもとにも、企業や行政、個人の方々から、「森林に関わる取り組みを始めたい」とご相談いただくことが増えています。
そんな中、皆さんが驚かれるのは、森林に関する課題が、めちゃくちゃ、多岐にわたるということです。森林には天然林もあれば人工林もあり、どちらをベースに考えるかで見えてくる課題も異なります。さらに、森林は土・草木・昆虫・動物など、さまざまな生き物で成り立っています。どの視点で見るかによっても関わり方は変わるのです。
私たち人間の森林の関わり方においても同じです。森林産業といえば「林業」や「製材業」を想像する方が多いと思いますが、その中にも「育苗」「植林」「伐採」「運搬」「製材」など...様々な仕事に分かれています。
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このように、様々な切り口で枝分かれし、それぞれが複雑に絡み合っているのが森林なのです。
例えば、「土砂災害リスクの低い森を増やすために、木が植えられていない土地を見つけて植林しよう」と考えた場合、以下のような疑問が出てきます。
・この土地に合う樹木は?
・苗木はどこで買う?
・広葉樹の苗木生産者さんをどう見つける?
・苗木を植えてくれる林業家さんはどこにいる?
・植林でどう利益を生み出す?
・そもそもその山林の所有者さんは木を植えたいのか?
どれも、一筋縄ではうまくいかないことばかりです。
私たちも数々の壁にぶつかり、そのたびに「土砂災害による人的被害をゼロにする」という目標の難しさを痛感してきました。だからこそ、こうした複雑な課題をスピード感を持って解決していくためには、「プレイヤーを増やすこと」が鍵だと考え、これまで様々な方とともに森林課題に向き合ってきました。
先日は、新しい森づくりの在り方を一緒に模索する合同植樹祭も開催し、様々な企業の方にご参加いただきました。
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きっと、脱炭素(いわゆる森林クレジット)や環境問題の改善、森林の循環に取り組む方の中にも、同じような壁にぶつかっている方は少なくないでしょう。一つの課題だけに注力するのも大切ですが、森林の課題は多方面からのアプローチが必要です。
私たちは土砂災害対策を1つのテーマにしていますが、他のテーマに取り組む方々とも協力しあい、もっと多くの企業や個人の方に、森林・林業・木材業界に参入していただき、課題解決に向けた「ビジネス」をしていただきたいと思っています。
そこで、この度「キミッツカレッジ」を開講することにしました。
キミッツカレッジは、講義とフィールドワークを通して、「森林の新規事業創出」を目指す短期講座です。業界のプロフェッショナルとともに、現場のリアルな知識やスキルを学び、実践につなげることができます。
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先ほどお話した通り、森林は様々な要素が複雑に絡み合っていて、それぞれに専門的な知識が必要であるため、業界構造を把握することが難しかったり、関わりたくても関わることにハードルがあったりします。プレイヤーを増やしていく時には、これらが大きな壁になるでしょう。
このカレッジでは、様々な分野の専門家を交えて実施することで、よりリアルな情報を得ていただきます。ビジネスを進めていく中で、森林の地域差や木を扱う川上から川下までの構造に困ることがあるでしょう。そんな時にもここでのリアルな知識や繋がりはきっと皆さんの力になると思います。
\キミッツカレッジのコンテンツを、ちょっとだけお見せします/
・分野の専門家による、川上から川下までのそれぞれの課題の講義
・実際に木をきっている皆伐現場の見学
・きった木の後工程である、製材所や市場の見学
・実際に森林の課題に取り組む企業とのワークショップ
森林は課題も多くありますが、魅力もたくさんあります。迫力のある風景、温もりのある木材、心地よい木々の香り...課題に取り組むことももちろん大事ですが、ぜひこのような魅力も存分に感じながら、皆さんのビジネスにお役立ていただければと思っています。
ご興味をお持ちいただけた方は、以下より詳細をご覧ください。ご不明な点・ご質問がありましたら、「info@somanobase.com」にお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
ビジネスとして森林課題に臨むことで、売上が立ち、雇用が生まれ、課題解決を推し進める力は増します。一人の力だとできることは限られるけど、多くの人がこの業界で事業を立ち上げてくれれば、スピード感は何十倍にもなります。
ぜひ、一緒に未来の豊かな森づくりに取り組んでいきましょう!最後までお読みいただき、ありがとうございました!