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DIYアーティストのプロモーションサポートを1年やってみた結果と、2023年の展望

A Happy NEW YEAR2023
どうもマットです。

いやいや、一年ってあっという間ですね。
コロナに翻弄された時期からするとWithコロナということで色んな事が一歩ずつ新たな未来に向けて動き出した一年だったと感じます。

皆様の一年は如何でしたか?

本格的にアーティストのサポートで動き出して一年。昨年サポートさせて頂いた楽曲は100曲を超え、試行錯誤を繰り返すことでその音楽を求めている人に最小限のコストで如何に届けるのかという目的の精度を高める為の多くの学びを得る事が出来ました。

というわけで今日は、1年間DIYアーティストのプロモーションサポートをやってみて思う事。Youtubeのおススメにのってバズる基準、今後の展望について書いていきたいと思います。



DIYアーティストのプロモーションサポートをやってみて思う事。


改めて、素晴らしい感性を持つアーティストの多さに驚きと刺激を食らった一年でした。そして、まだまだ出会えていないだけのアーティストが星の数ほどいるんだろうなと思う。多くの才能はただ知られてないだけである。

また逆に、ターゲットリスナーに知って貰えれば評価が得られるアーティストが数多く存在するという事は、その数多くのアーティストの中で優先的に聴いて貰えたり、ライブ集客やファングッズ購入などを行って貰える付加価値を提供し続けなければならないという事でもあり、多くの見込み客(フォロワー)を獲得してからが勝負であるとも言えます。

これまでnoteにて、ファンが音楽と共にアーティストに何を求め、どんな欲求を満たしているのかなどの記事を書いてきましたが、需要の裏にある人間の本質・感情を刺激する側面などを広い目線でキャッチし、アーティストが長く活動していけるようなお手伝いが出来るように引き続きアンテナ張って僕自身学んで行きたいと思います。

Youtubeのおススメにのってバズる基準


これまでYOUTUBEでのバズなどは経験した事が無かったのですが、今回様々なメインストリームのジャンルをプロモーションする中で、バズは起こすことが出来るんだと分かりました。

動画視聴者の10人に1人が高評価・コメント・チャンネル登録などのリアクションを起こし、動画を最後まで見た人の割合が50%を越える楽曲は、
Youtubeののおススメにより一気に拡散される可能性が高い
事が分かりました。この基準を下回ってくると拡散スピードが失速する。また、動画へのリアクションが高くても試聴維持率が低いと伸びず、逆もしかり。

ジャンルや楽曲力だけではなく映像力・パフォーマンス・ビジュアル要素など様々なリスナーの心揺さぶる要因があるので視聴させてみないと分からないのですが、現段階の傾向としてはイントロが短く、ギターソロや間奏が短い(ほぼ無い)、3分前後で完結に終わるMVが伸びていく印象です。

これも時代によって変わるんでしょうけど。

広告打ってる動画でおすすめに載れなくても、広告で掴んだ高評価した人・再生リストに保存した人・チャンネル登録者などが熱量の高いうちに違う動画を見る為、他の動画も気に入ってリアクションしてくれれば違う動画をおすすめに載せる事も可能。

YouTuberが必ず動画内で高評価・コメント・チャンネル登録よろしく!という視聴者への行動を促すメッセージを発信してますが、おすすめに乗せる上で重要なんだなと思います。

MVの宣伝はSNSでやっているけど、こういうことを徹底しているアーティストはまだ多くないと思うので、動画への試聴維持率とリアクションが拡散に繋がるという事はファンとの関係性作りと共にきっちり伝えていく事が必要だなと思います。

ちなみに30万回くらい視聴回数が回ったくらいでUGC(歌ってみたや、演奏してみた!など)が起き始めました。ここから一般ユーザーやインフルエンサーによるUGCが加速すれば大きなバズに繋がるんだと思います。


今後の展望


というわけで昨年は

個人レベルの小予算でもバズらせられる可能性がある。

ちゃんとターゲットに届けば多くのアーティストが評価を得られて見込み客を獲得できるという事を改めて感じました。


ただ、少ない費用でバズを起こし一気に伸ばせればいいのですが、視聴者の反応が良くてもプチバズで終わってしまったり、拡散スピードが緩やかになってしまう楽曲が多数なのでその後をどうしていくのかを考えてます。


見込み客のデータが集まれば集まるほど精度が増すので予算を掛ければある程度の見込み客を集めれるアーティストは多いですが問題は先行投資出来るかどうか。

すでにファンベースがあるアーティストは予算を捻出する事も可能ですが、それがない状況でリスクをとることは難しいのが現実でしょう。


アーティスト自身で直接リスナーに届ける事が出来るようになった時代の新しい形としてサポートを始めましたが、リスナーのエンゲージは高いが先行投資が難しい一部のアーティストにおきましては、アーティストのビジョンに合うレーベルがあればマッチングを行ったり、こちらで費用を一旦負担してたりします。


また、個人レベルでもある程度のところまで持っていけるという事は、今まで音楽を売り出すノウハウを持った音楽企業以外も参入できる時代であると言えます。


そこで今後は、レーベル・事務所以外でもアーティストに出資してくれてWinWinの関係性を作れる提携先とのマッチングを需要があればやっていきたいなと考えております。

例えば

  • スポーツ選手・アスリート・格闘家などと同じように企業スポンサーを募る。

  • 楽器屋・楽器メーカーと提携する。

  • アパレル・アクセサリーブランド・ヘアーサロンのイメージモデルとして提携する。

  • ライブハウスと提携する。

  • インバウンドを伸ばしたい地域団体・行政と提携する。

  • NFTを投資家に販売する

などなど。

誰かに資本を提供してもらうという事は、しがらみや企業とアーティストイメージ・方向性のすり合わせ・制限、何か起きた時の責任と処理対応など音楽以外のプランニングなども必要にはなりますが、今までとは違った資金調達や活動基盤がアーティスト主導で出来る時代になると思いますので、今年は新たな可能性を踏まえてDIYアーティストをサポートできるように動いていきたいと思います。

ではまた。
皆さま本年もよろしくお願い致します。

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