留年危機に陥った高校生の哲学見聞録

哲学好き/ずっとお互いに思いやれば いつしか心は一つになる(シンクロニシティ)/人類のためになる情報書き込みを心がけます。

留年危機に陥った高校生の哲学見聞録

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マガジン

  • 対コロナウイルス論

    新型コロナウイルスとの戦いについて、筆者の考えを書き込んでいきます。タイム誌とフィナンシャルタイムス誌にハラリ氏が寄稿した記事が参考になっています。

最近の記事

レジリエンス~「コロナ疲れ」を感じている方々へ~

皆さん、「コロナ疲れ」を感じていませんか? 自分や家族、周りの人が感染しているのではないか、いつになったら終息するのかといった不安。政府の対策や商売がうまくいかないことへの怒り。あるいは、友達と会って外へ遊びや食事に行くことができないことに対するストレス。 いろいろなものが積み重なって「コロナ疲れ」を感じているのではないでしょうか。 「コロナ疲れ」が引き金となって、人の命が奪われるような恐ろしい事件や、「コロナ疲れ」につけこんだ悪質な詐欺が発生したりもしています。 で

    • 対コロナウイルス論 番外編~危険な兆候~

      いよいよ政府が「緊急事態宣言」を発令するに至りました。 事態は刻一刻と深刻になっています。COVID-19に関する知識が増えれば増えるほど、その恐ろしさを身にしみて感じるようになっているのではないでしょうか。しかも、報じられる情報の大半が「何がウイルスに有効か」「どんな治療法で治るのか」というプラスなものより「このウイルスはこんなに恐ろしいんだ」というマイナスなイメージ(知識自体は進歩しているといえるけど)なものなので尚更かもしれません。 警戒心をもって正しく恐れることは

      • 対コロナウイルス論 ⑨(終)シンクロニシティ ~人類はコロナウイルスにどう立ち向かえば良いのか?~

        この連載では、新型コロナウイルスCOVID-19に対して、私たちがどのように立ち向かっていけばいいかを考えていきます。 前回は、経済の問題について考え、今は、グローバリストもナショナリストも手を取り合って柔軟に協力する必要があると書きました。 “一人では負けそうな突然やってくる悲しみさえ、一緒に泣く誰かがいて乗り越えられるんだ” これは乃木坂46『シンクロニシティ』の一節です。サムネの写真もミュージックビデオから拝借したものです。「2年前のレコ大がなんで今?」と思った人

        • 対コロナウイルス論 番外編~21の疑問~

          今回は番外編です。 今日4月4日、とうとう東京都の一日の感染者数が100人を超えました。今、僕たちは重大な時期に立っています。 そこで、新型コロナウイルスCOVID-19に関連する21の疑問を掲載するので、是非、一緒に考えてください。 (現場を知っている方、被害の中心にいる方にとっては、「なに楽観的なこと言ってんだ」という内容かもしれませんが、ご容赦ください。また、企画のアイデアはユヴァル・ノア・ハラリ『21LESSONS』に着想を得ましたが、内容は完全に自作です。)

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        • 対コロナウイルス論
          11本

        記事

          対コロナウイルス論 ⑧一緒に泣く誰か⑵復興

          この連載では、新型コロナウイルスCOVID-19に対して、私たちがどのように立ち向かっていけばいいかを考えていきます。 前回は、医療の問題について考え、自他の命を守るために、どの方向に力を向けていくべきかを自問しなければならないと書きました。 今回は、経済の問題について考えていきます。当然、経済においても、協力は欠かせません。 この危機において、飲食業や観光業など世界中の様々な種類の業界が経済的な大損害を受けています。この損害はさらに拡大していくでしょう。この嵐が過ぎ去

          対コロナウイルス論 ⑧一緒に泣く誰か⑵復興

          対コロナウイルス論 ⑦一緒に泣く誰か⑴崩壊

          この連載では、新型コロナウイルスCOVID-19に対して、私たちがどのように立ち向かっていけばいいかを考えていきます。 前回は、積極的に情報を共有することは重要だが、情報は一度疑ってかかるべきであり、ファクトチェックを欠かしてはならないと書きました。 これまで幾度となく協力の重要性を主張してきましたが、これは医療においても同様です。 世界を見渡すと、すでに医療崩壊が起きている国もあります。日本の医療従事者の皆さんも悲鳴を上げています。医療従事者も検査キッドも人工呼吸器も

          対コロナウイルス論 ⑦一緒に泣く誰か⑴崩壊

          対コロナウイルス論 ⑥ファクトチェック

          この連載では、新型コロナウイルスCOVID-19に対して、私たちがどのように立ち向かっていけばいいかを考えていきます。 前回は、データベースの不完全性を克服するために、積極的に情報を共有し、世界中の人が同時にそれぞれのデータベースをアップグレードさせる必要があると書きました。 この連載で協力の重要性を何度も主張してきましたが、市民は本当に協力をすることができるのか?僕たちは今、試されていると言えます。 先週末から週末の外出自粛要請が出されました。週末に、渋谷のスクランブ

          対コロナウイルス論 ⑥ファクトチェック

          対コロナウイルス論 ⑤アップグレード

          この連載では、新型コロナウイルスCOVID-19に対して、私たちがどのように立ち向かっていけばいいかを考えていきます。 前回は、僕たちのデータベースは極めて断片的なものであり、その質を上げるためには、自分とは縁の遠いものや反対の意見も取り入れる必要があると書きました。 縁の遠いものや反対の意見を取り入れるために欠かせないのが、 協力 です。自分一人で良質なデータベースを形成するのが難しいのであれば、誰かの手を借りる他に方法はありません。僕が、第2回の記事で積極的に情報を発

          対コロナウイルス論 ⑤アップグレード

          対コロナウイルス論 ④日本食しか知らない日本食好き

          この連載では、新型コロナウイルスCOVID-19に対して、私たちがどのように立ち向かっていけばいいかを考えていきます。 前回までで、世界で今、何が起きているのかを知ることとが大切なことであり、信じる情報と信じない情報の区別に注意しなければいけないことを主張してきました。 何を信頼すればいいのか。それがはっきりとはわからないのであれば、どの情報も怖く思えて、情報を手に入れることを辞めてしまうかもしれません。 しかし、自分がもっている情報が多いに越したことはありません。以前

          対コロナウイルス論 ④日本食しか知らない日本食好き

          対コロナウイルス論 ③信じたほうがいい嘘⑵貨幣と幼児差別者

          この連載では、新型コロナウイルスCOVID-19に対して、私たちがどのように立ち向かっていけばいいかを考えていきます。 前回は、「悪意のないデマ」が流れるという異例の事態が起きていることを書きました。 しかし、フェイクニュース(嘘)には悪意がつきものだという前提が間違えているのかもしれません。なぜなら、世界の重要な基盤には多くの「嘘」が存在するからです。その最高の例が、貨幣です。貨幣は本質的には単なる紙くずと金属片です。貨幣に本質的な価値はなく、食料や衣料といった本質的な

          対コロナウイルス論 ③信じたほうがいい嘘⑵貨幣と幼児差別者

          対コロナウイルス論 ②信じたほうがいい嘘⑴ ナポレオンと新型感染症

          この連載では、新型コロナウイルスCOVID-19に対して、私たちがどのように立ち向かっていけばいいかを考えていきます。 前回は、世界で何が起きているのかを知ることの重要性について書きました。 第2回と第3回では、「フェイクニュース」について考えていきます。 当然、フェイクニュースが以前から大きな問題になっていることは、言うまでもありませんね。しかし、この危機において、フェイクニュースの在り方が従来とは変わってきていると僕は考えています。従来、フェイクニュースには悪意がつ

          対コロナウイルス論 ②信じたほうがいい嘘⑴ ナポレオンと新型感染症

          対コロナウイルス論 ①史上初の

          この連載では、新型コロナウイルスCOVID-19に対して、私たちがどのように立ち向かっていけばいいかを考えていきます。 僕は高校で硬式野球をやっています。そんな僕なので、やはり春のセンバツが史上初めて中止になった時は、正直、ビックリしました。当初から開催には反対だと強く主張していたのですが、いざ実際にそうなってみると、やっぱりビックリしますし、心苦しいものがありますね。。。 ということで「対コロナウイルス論」序論として、センバツ大会や各地方大会中止に関する考察をベースに、

          対コロナウイルス論 ①史上初の

          僕がブログを始めた理由

          初めまして。僕は都内のとある高校生です。初めてブログをやります。 普段は普通の学生のつもりですが、哲学好きな変わり者と思われています。このブログも、哲学や社会科学を中心に、人類のためになる記事を書いていこうと思っています。 さて、僕が尊敬する学者の一人にユヴァル・ノア・ハラリ氏がいます。氏の著書『サピエンス全史』と『21Lessons』は読み、今は『ホモ・デウス』を読んでいます。僕の考えは氏の意見の影響を大きく受けているので、ここに書く記事も、文体、内容ともに氏の著書のよ