Frog

Zoom坐禅会 毎朝5:00〜5:20(休止中) 毎晩21:00〜21:20 h…

Frog

Zoom坐禅会 毎朝5:00〜5:20(休止中) 毎晩21:00〜21:20 http://us04web.zoom.us/j/4277950472?p… ID: 427 795 0472 Pass: 8snaK4

マガジン

  • 実践に活かす◎仏教理論

    あくまで実践思考!坐禅を続けていくのに役立ちそうな理論について、独断と偏見で項目を選出し、まとめました。

  • ゆるり。 公案入門

    お気に入りの公案や、実地で公案修行に取り組む際にとりわけ印象的だったものを、ゆるり。とご紹介します。めくるめく公案の世界へと出発いたしましょう!

  • カエルの 『坐り方マニュアル』

    大人も子供もおじーちゃん・おばーちゃんにも。わかりやすい。そんな坐禅マニュアルを書くべく、カエルが立ち上がりました。主に、方々の師匠ガエル様たちの聞き書き的な内容です。

最近の記事

法印のこと vol.1: 諸行無常①

仏教の特徴のひとつとして、「法印」に挙げられる形で諸相の特性を説き、実践者をその体験的理解へと導くベく実践がデザインされている、ということがあります。仏教の … と一括りにするのは、いささか乱暴な気がしないでもありませんが、とりあえずのとっかかりとして、そのように書かせていただこうと思います。 ところで、こと坐禅という文脈では、坐ることと法印とが関連づけられて語られることは珍しいかと思います。一方で私自身にとっては、仏教の基本理論としての法印の理解が、仏教の実践を行う過程で

    • ムー! 【無門関第一則 趙州狗子】③

      無門ガエル「じゃあ、カエル君、無門和尚の公案に対するコメントを、少しずつ見てみよう。」 カエル「いよっ!待ってました!(パチパチパチ)」 無門ガエル「坐禅をするなら、やっぱり悟らないとね、と。祖師の設けた関門というのは、無字の公案のことだよ。無字の関門を通り抜けるというのは、悟ること。悟るには、ものを常に対立的に見て、欲しがり、あるいは嫌がり、あるいは関心を示さず … 執着し、葛藤し、ものごとの本質を見るための智慧が出てこないようにしている、こういう、人の『心』の癖 …

      • ムー! 【無門関第一則 趙州狗子】②

        カエル「いよいよ、実際の公案の内容ですね!ケロ。」 無門ガエル「そうだね、では、始めよう。」 無門ガエル「趙州和尚のところに、あるお坊さんがやってきて、『犬には仏性がありますか?』と真剣に聞いたんだ。」 カエル「ブッショウ?ってなんですか?」 無門ガエル「ん〜、平たくいうと、仏と同じ性質、かな。仏教では一般的に、犬も猫もゴキブリも、みんな、この仏性っていうものを持っている、と捉えられている。」 カエル「おお、それは朗報っすね!そしたら、僕も仏性ってやつを持っている、

        • ムー! 【無門関第一則 趙州狗子】①

          カエル「(ドアを開ける)あ、こ、こんにちは。この部屋でいいのかな … ?ケロ。」 無門ガエル「よく来たねえ、カエル君。待っていたよ。」 カエル「あ、初めまして … あの、とりあえず、お師匠様に、話をしてこいと言われてここに来たんですが、いったい何のお話をするのでしょうか?ケロ。」 無門ガエル「そうだね。これから、公案の話をしよう。あまり難しく考えなくていいよ。肩の力を抜いて … 気楽にね。」 カエル「は、はい … (優しそうなおじさんケロ … )。」 無門ガエル「公

        法印のこと vol.1: 諸行無常①

        マガジン

        • 実践に活かす◎仏教理論
          1本
        • ゆるり。 公案入門
          4本
        • カエルの 『坐り方マニュアル』
          6本

        記事

          『ゆるり。 公案入門』 に寄せて

          先日、かねてより執筆しておりました、対話形式での坐禅マニュアルを書き終えることができました。亀の歩みというのはこのことで、亀どころかカタツムリの如くマイペースにマイマイと進めておりましたら、これほどの時が過ぎ去ってしまっており、光陰矢の如しと感慨深い限りです。 詳しくはないのですが、古代ギリシャの哲学者プラトンの著作は、師と弟子の対話形式である「対話篇」というスタイルをとるものが多いようです(というか、全て?)。先述したカエルの坐禅マニュアルは、まさにその対話篇の形で、今ま

          『ゆるり。 公案入門』 に寄せて

          終章: S(atori) のこと

          ◎その昔、師匠カエルからワタクシ、坐禅カエルが聞いたところによると ... カエル「ふ〜ん、Sワードかぁ … でも悟りって、何なんでしょうね?悟りを得ると、遊び人が賢者になったりするんですか?ケロ。」 師匠「そりゃドラクエじゃな。悟りとは、こういうもんじゃ!と教えてやりたいところはやまやまなのじゃが、こういうもんじゃと言った時点で、もうそれは悟りじゃなくなっちゃうのじゃな。」 カエル「ヘぇ〜、そりゃまた、どういうことですか?」 師匠「こういうもんじゃ!と聞いた瞬間、頭

          終章: S(atori) のこと

          第5章: 坐禅の実践②

          師匠「ムゥー!!!!」 カエル「(!)び、びっくりしたぁ〜。何ですか?いきなり ... 」 師匠「ふむ。同じようにやってみて。」 カエル「むー!!!」 師匠「これを、ひたすら続ける。」 カエル「むー!!!むー!!! ... こんな感じですか?ケロ。これが、さっき言ってた道具?」 師匠「そう。ただ、口先だけでムーって言うのではなくて、どっかりと坐って、   全身全霊で、ムーっ!!とやる。頭のてっぺんからつま先まで力を満たして、全力で、体全体でムーっ!!とやるんじゃ。

          第5章: 坐禅の実践②

          第4章: 坐禅の実践①

          ◎その昔、師匠カエルからワタクシ、坐禅カエルが聞いたところによると ... 師匠「よし、では坐禅の実践編じゃな。一番重要なところ。」 カエル「よっ、待ってました!」 師匠「まず、運動でも楽器演奏でも準備運動というか、そういうの、あるじゃろ?坐禅も、あるんじゃ。」 カエル「え、そうなんスか?」 師匠「うむ。まず、体を左右に振る。これは、背骨をまっすぐにするのに良い運動のようじゃぞ。背骨がまっすぐになると、坐るときもシャキッとした気分になる。健康にも良いみたい。それでは

          第4章: 坐禅の実践①

          第3章: 坐禅の姿勢

          ◎その昔、師匠カエルからワタクシ、坐禅カエルが聞いたところによると ... 師匠「さて、と ... じゃあそろそろ、実際に坐ってみるか?」 カエル「やった〜!ケロケロ。」 師匠「では、くっしょんに、尻全体の半分よりちょいと少ない面積を乗せてみるの じゃ。位置的に、くっしょんの後ろの方まで深く坐るのは、ダメな。太もものあたりが過度に圧迫されて、血の巡りが悪くなる。これはあまりよろしくない。」 カエル「はいケロ!」 師匠「そしたらな〜、そうやって坐ったまま、右の足首を

          第3章: 坐禅の姿勢

          第2章: 坐禅の準備

          ◎その昔、師匠カエルからワタクシ、坐禅カエルが聞いたところによると ... カエル「あの ... そろそろ坐禅のやり方を教えて欲しいんスけど ...。」 師匠「OK、いいよ。ただしその前に、前にワシが言ったこと全部忘れて。人生楽になるとか、充実するとか。」 カエル「えええ〜?!何をおっしゃっちゃってるんですか??それじゃあ、この前教わったのは、一体何だったんスか?」 師匠「あのな、坐禅を続けるもちべーしょんを保つには、楽になりたい!充実したい!って思うのも良いんじゃ

          第2章: 坐禅の準備

          第1章: なぜ坐るのか

          ◎その昔、師匠カエルからワタクシ、坐禅カエルが聞いたところによると  ... 師匠「なぜ坐禅をすすめるのか、わかるか、カエルよ?」 カエル「わ、わかりません ... ケロ。」 師匠「簡単に言うぞ。ひとつめ、人生 ... いやカエル生、楽になる。生きるのが、だ〜んぜん楽になるからじゃ。そんじょそこらの楽さではないぞ。温泉より良いのじゃ。ふたつめ、楽になったら、その楽をみんなでシェアできる。自分のみならず、みんなが楽になるのじゃ。こいつはもっといいぞ。そいでもってみっつめ、

          第1章: なぜ坐るのか