#春は必ず来る “自粛”に負けない音楽ライブ配信サービス一覧
"新型コロナ"感染拡大を受け、大勢の人が集まるような大規模イベントの自粛が続いています。
特に、音楽業界においては、大阪市のライブハウスに端を発した感染の広がりの影響から、小規模な感染者の集団(クラスター)の象徴のようにライブハウスが扱われ、多くのアーティスト/ライブハウス/イベンターが思うような活動ができない状況に立たされています。
Twitter上でも、コロナウイルスに関するクチコミは、2031万件にのぼり(2019年12月31日から2020年3月1日まで)、また、直近の2020年2月時点のクチコミ数が、前月の2020年1月のクチコミ数の8倍に増加と、日に日に注目を集めています。その中でも最も語られているトピックスはイベントの中止・延期に関するクチコミです。
※弊社提供ソーシャルリスニングツール『Boom Research(https://boomresearch.tribalmedia.co.jp/)』より算出
しかし、こんなネガティブな状況を乗り越えるべく、様々な新しい取り組みが生まれており、とりわけ、インターネットを通じた「無観客ライブ」の生配信や有料配信や投げ銭という新たな選択肢に注目が集まっています。
ということで今回は、今後のライブエンターテイメント産業に変化をもたらす可能性を秘めた音楽ライブ配信サービス・チャンネル紹介します。
有料音楽配信サービス一覧(2020年3月27日時点)
無観客ライブ配信サービス「fanistream」
THECOOによるファンコミュニティーアプリ「fanicon」がチケット制のライブ配信サービス「fanistream」の提供を開始しています。「fanistream」は、ファンがチケットを購入することでライブを視聴することができるサービスです。
直近ではwacciやSCOOBIE DOのライブ配信が決定しています。
電子チケット販売プラットフォーム「ZAIKO」
電子チケット販売プラットフォームである「ZAIKO」でも、ライブ配信の電子チケットの販売を開始しています。ZAIKOでは、ライブ配信中/配信後に応援投げ銭システムを導入しており、視聴者は好きなタイミングで投げ銭システムを利用することができます。
「ZAIKO」ホームページ
https://zaiko.io/
直近では、ceroのライブ配信が話題になりました。直近では、the chef cooks meがライブ配信を予定しています。
ライブプラットフォーム「SPWN」
バルス株式会社が運営している「SPWN」の有料動画配信機能を活用して、寄付型クラウドファンディングによる有料配信が可能です。
直近では、渋谷9会場にてサーキット公演を予定していた『i-STAR FESTIVAL 2020』と花譜のワンマンライブ『花譜 1st ONE-MAN LIVE「不可解(再)」』のライブイベントで実施を予定しています。
YouTubeの投げ銭機能「Super Chat(スーパーチャット)」を活用したライブ配信チャンネル一覧(2020年3月27日時点)
YouTubeの投げ銭機能「Super Chat(スーパーチャット)」とは?
YoTubeのライブ配信中に好きな金額を投げ銭することができる機能。100~50,000円の範囲で投げ銭をすることが可能です。クレジットカード決済が可能です。
スーパ-チャットの機能が使えるチャンネルの条件は、下記のようになります。
・チャンネル登録者が1,000人以上であること
・過去12か月の再生時間が4,000時間以上を超えていること
・18歳以上であること
・Super Chatが利用可能な国・地域に在住していること
(※YouTubeヘルプ/Super Chat と Super Stickers の利用資格、利用可能な地域、ポリシーより/チャンネルの認証バッジ参照)
※YouTubeチャンネルの公式マークがついている場合は、10万人以上の登録が条件になります
新代田Fever
「スーパーチャット」機能を利用するために、新代田Fever代表の西村氏はInstagramで呼びかけの投稿を行いました。
呼びかけに賛同したファンやリスナーのおかげで「スーパーチャット」機能が利用できるようになりました。直近ではATATAやHelsinki Lambda Clubといったアーティストのライブ配信が実施しています。
その他のライブ配信
代官山UNIT
また、ライブハウス代官山UNITは独自のシステムを構築した生ライブ配信<MUSIC NON STOP!>と、中止になった公演の主催者やアーティストのためにキャンセル料を募るクラウドファンディング<HELP ME!!HELP YOU!!!>の2つのサービスをリリースしました。
最後に
エンターテインメント業界をマーケティングのチカラで支援をしている、我々Modern Age/モダンエイジも、自粛ムードの音楽業界に対して、何か支援できることがないかと考えております。
本記事を見て、
・ライブ配信をやってみたいが、やり方がわからない / リソースが足りない
・ライブ配信が決まったが、どのように告知をしたらよいかわからない
・こんな状況で何をしたらよいかわからない
など、些細なことでも構いません。Modern Age/モダンエイジにお手伝いさせてください。
具体的にどのようなことに困っているのかと、現状を打破したいという想いと合わせて、ぜひ一度、下記のメールアドレスにご連絡ください。
メールアドレス:ml-ma@tribalmedia.co.jp
この危機に悲観するだけではなく、ピンチをチャンスに変えて、一緒に乗り越えましょう!