ポップミュージック

提出した言葉
全部が嘘のように思えて
現実離れした
行動の伴わない綺麗事
気持ちが悪くて
露悪的にすら感じてしまう

移り変わっていく事が
喜びを謳っていても
取り壊した海の
イノセントな班は
もう見れない気がして

殻にこもったのは
全体のためなのか
個体のためなのか
考えること自体が
逸れものの無意味さから
生まれているんじゃないかって
疲れた日にはそんな事を

心にある幼児性を
大人びた冷静さで
少しずつ殺していく
目の前にはやるべき事があって
離れたところには何があるのか
触れようとした海の毛先に
遺児の陽が降りかかる


脆さは自己陶酔で
虚勢は自己犠牲だから
バランスをとりながら
平気な顔して生きていたい
頬を撫でてていく強さ
髪を乾かしていく優しさ
軽く消費されてしまっても
そういうシーンを撮り続けて

戦火で腕を無くした子供
誰かのいない寂しさと
程遠い断絶を感じながら
色んな痛みを言葉に変えて

単調なリズムパターンに
もう一つ意味を与えては
僕に許しが
彼女に祈りがありますように











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