滑空

誰かのために生きるため
誰かの広さを限定して
歯車は嘆いてる
同じように想えないこと

君の色を否定した
極彩色で力強いその繊維
何にも変え難くあるべきだったのに

背中を知らずに押して
地面を考えることもせず
お座なりの綺麗事を
吸っては吐いてとめどなく

首を寄せて木々に潜む
沈んだ底は心地が良くて
溺れていてもいつかは同じに





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