小説ですわよの番外編ですわよ2-2
※↑の続きです。
舞が銃口を視界に捉えた瞬間、レッドとホワイトの姿が消える。ふたりはそれぞれパンチと峰打ちを繰り出し、文字通り瞬く間に警備兵を気絶させた。
舞はおそるおそる周囲を確認しながら、エレベーターから出る。へなへなと座りこんだ男を残し、エレベーターの扉が閉じた。
静寂の中、ゴオンゴオンと機械の稼働音が響き、床をかすかに振動させる。階下の作業エリアから発生しているようだ。
ホワイトが刀を振り、体液を払い落とす。血糊ならば恰好がつくのだが。
「このフロアに社長