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涙師として活動して行きます!

【涙師 10本目】

  感情の輪を使い、色と感情の事を書き記してきました。
涙師の役割、活動の方向性を検討していた時期(今年の1月)に
こんな事を整理していました。
 人間の本能には、多くの欲求がある。
・生理的欲求(食欲、睡眠、排せつなど)
・安全的欲求(健康、経済的安定、身の危険)
・社会的欲求(家族、友人、会社、集団の帰属)
・承認的欲求(他者からの尊敬、認められること)
・自己実現欲求(自分の世界観、人生観)

 ノウハウ本や自己啓発本で取り扱いが多いのは、
承認的欲求(個人的な感想)
 承認的欲求を細かく見ると色々とワード(感情)が出てきます。
・認知(自分自身を知って欲しい)
・優越(マウント志向)
・承認(自分の事を認めて欲しい)
・学習(何かを知る、学ぶ)
・証明(不明なことをはっきりはせる)
・共有(誰かと共有したい)
・援助(誰かを助けたい)

人間が持つ本能が感情と理性の間で綱引きをして
色々とややこしなるんだなと。

 この涙師の活動を始めて、自分が長い間、
目の前の状況に悩んだり、進んだり、後退したり、
理不尽な事に悩んだり、様々な悩みが尽きない中、
『人に気にかけてもらえる』ことだったと思います。
キャラモデル開発ラボをで知り合った方、プロジェクト支援で
ご縁を頂いた方、皆フラットで、その時間、その瞬間を
気にかけ、その場を共有で出来たことかなと!

 同じ感覚が他でもあります。私は、40年以上の
大の阪神タイガースファン、選手の一つ一つのプレー、
試合に臨むまでのプロセス、試合の結果、ナイスゲームも
連敗しても全て受け止めの応援をしています。
 自分のその時に背負っている様々な感情を
阪神の選手や試合の采配に置き換えて一喜一憂し、
それも自分の拠り所にしている部分があります。
(野球の無い日、時期はめちゃトーンが低い)

 芥川賞作家の津村記久子さんは、会社勤めをしていた頃、
理不尽なことも多く、会社勤めは出来ないと思った時、
職業カウンセリングを受け、人に気にかけてもらったのが、
支えになったそうです。 
 その後、作家となり、サッカーのサポーターを描いた
『ディス・イズ・ザ・デイ』を朝日新聞に連載しています。
シーズンによっては、かなり負けることを受け入れさせられるけど
、感情の気前がすごく良くなって感じました。負けることでも
向かって行く。『感情のケチ』って『お金のケチ』以上に
つまらない人生だと思うとおっしゃっています。
 
 私は、この『感情のケチ』というワードに衝撃を受け、
非常に共感しました。落ち込むことで立ち直ることを学ぶ。
落胆させられることに「コスパが悪い」と近寄ろうとしない人は、
立ち直ることを学べないとあります。
 「点」の良い経験でなく、起伏(感情の)で「いろいろあったけど、
よかった」と思える、その人なり生きる様、人生。
 涙師として一番大切にしたいことだと思います。

 野球やサッカーの試合では、自分のコントロールは利きません。
喜びや失望を一緒に体感し、その時の気持ちを拾う、それでも
生きていると感じることが大切なのかなと。

 今晩も阪神は勝ち、3連勝!

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