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妄想を物語に

 想像の中にしかなかった世界を物語にしたい。私は文章を書くのが苦手です。人にお願いしたりしていたのですが、設定を考え始めたのが6、7年前なので物語へのこだわりだらけ過ぎて「私では表現できそうにない」と断られ続けています。つたない文章になるとは思いますが、ここで私の妄想の設定を書いていきたいと思います。壮大すぎてどこから話せばいいか…。ひとまず思い出した端から書いていきますね。

 現在、設定として形があるものが2つあります。物語の主人公の今と過去の2つなのですが、時系列が複雑です。
 ネーミングセンスがないので仮のタイトルですが、『時空旅行記』と『旅人』です。『時空旅行記』は主人公の今現在、『旅人』は主人公の過去の旅物語をまとめたシリーズです。『時空旅行記』というメインストーリーの中に登場するテキストとして『旅人』は登場します。

 主人公は、「とある名もなき世界」に生まれた、ただの人間の男。名前をティム。「とある名もなき世界」では、人間が平和に暮らしていた。ある日、彼は自分の中に謎のエネルギーがあることに気が付く。同時に自分以外の全ての人間や生物に同様のエネルギーを見た。彼以外の人間には、エネルギーの存在が理解されなかった。彼は人生の中で謎のエネルギーをマナと名付け、マナの一部を活用して様々な現象を再現できるという世界の理を発見した。太古の人類が火を発見したように、彼はのちに魔術と呼ばれるものを初めて発見したのだ。様々な種類に分類することの出来る膨大なエネルギーを【マナ】とし、その中で最も魔術に活用しやすい・効率がいいエネルギーのことを【魔力】と呼んだ。彼は魔術理論「根源理論」を生み出した。根源理論は、魔術に対する解釈や考え方がまとめられており、魔力をさらに役割ごとに9つに分け術式を構成することができる。彼が「とある名もなき世界」での人生に幕を閉じた時、彼は真っ白な空間にいた。誰もいない。突然何者かの声が聞こえてきた。
 ソイツは「作者」と名乗った。「魔術を創り出してくれてありがとう。これで次に進めるな。魔術を創ってくれた報酬にお前を時空神にしよう。ここで止めるべきだろうが、残念ながら物語はここで終わらない。」
 姿は見えないが、彼の言葉にはなぜか同情があった。

 以上の物語は『旅人』でも『時空旅行記』でもなく、ティムの設定です。『旅人』はこの物語の後の旅を描いた物語です。大抵の物語で回想で語られるような話ですね。ティムのことを説明するのに元人間だということが必要だったので作った設定です。しれっと出てきた「作者」は私です。物語は真相を知らずに読むほうがおもしろいのはわかりますが、設定を書いている時点で今更ですね。
 ティムについてもう少し詳しく説明(?)していきます。そのためには、ティムという名前になる前の最初期の設定と現在の設定とのつながりを説明しないと私では説明するのが難しいです。私は「作者」ですが、俺は「ティム」でした。設定を作っている俺はひとまず「設定者」としておきましょうか。「設定者」である俺は、現実の世界を生きるごく普通の人間です。「作者」である私は、「設定者」の中の物語を作るときの人格のようなもので、キャラクターとして「作者」という設定を生やしたのが「設定者」です。「ティム」は最初期では、「アルファ」というコードネームを持つ人間という設定でした。「アルファ」の思考回路はほとんど「設定者」と同じです。残念ながら設定や物語を作っているのが「設定者」一人なので。「アルファ」の設定上の強さがだんだんとインフレしてきたころ、「設定者」は『もうコイツ神ってことにしよう。強すぎるわ。最強ってことにするか。』と考えて最強の神を考え、設定の能力的に時空神が最も近くて強いのでは?という結論になりました。もともと時空神ということにしばらくはしていたのですが、行動がいろいろ人間臭すぎると設定者は感じてしまいました。なので、元人間ということにして、人間が時空神になった経緯を説明するために「とある名もなき世界」の物語と「作者」というキャラクターが生まれました。

 いろいろ言いましたが、設定者からしても正直強すぎるキャラ設定です。「ほぼ最強」というキャラ設定が与えられているキャラの中で最も強いキャラです。一応相性で負ける可能性があったはずですが、どうやって負けるのか忘れました。最近は、『時空旅行記』の主人公を女主人公に置き換えて、神殺し(ティムを殺す)ことを最終目標にした方がいいような気がしています。『旅人』という過去編は、ティムの強さのベースを知りつつ、弱点を探せるようにできれば…と考えたりしました。

 この物語を完成させたいですが、私にそんな文章力や語彙力があるはずもなくセンスもないので私にはできません。私はこだわりが強すぎて細かすぎる設定をそのまま伝えたところ誰にも書けなさそうなものになってます。物語本体でなくとも、内容をまとめることだけでも誰かにお願いしたいな。短かったですけどここまで読みにくい文章読んでくれてありがとうございました。興味があったら…とかないんですかね?
 では。

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