パソコン初心者

近頃、簿記の資格取得に向けての日常を送っております。

数年前まで、簿記試験は年３回の筆記試験のみだった。
コロナ禍をきっかけにネット試験を導入し、年に何度も受験可能となったらしい。

試験内容も、若干ネット試験の方が簡単だという意見もチラホラある。

ヨシ！
ネット試験１択！
と、思うのも束の間。

『あちゃー、そういやぁ、私パソコン操作。まるでダメやん！』

と、我にかえる

むかーしむかし、旦那の側でパソコンに向かって文字を打つ練習をしていた。

全角半角がわからず、　何十分も格闘し、散々馬鹿にされた事があったのだ。　

『今時そんなヤツおらんで。
話にならん。』

辛辣な言葉を並べられ、意気消沈。
そこから私はパソコンから遠のくキッカケとなってしまったのだ。

しかし、ここに来て、『時代の流れ』から見放される事となるとは！

もしかしたら、折角はじめた簿記の資格取得への道も諦めかねない。
以前の私ならこういう流れは、完全に諦めモードに突入だったからだ。

旦那に鼻で笑われ、馬鹿にされるより嫌かもしれない。

正直、自分を俯瞰でみているもう1人の自分がいた。

『ねぇ、ねぇ。
苦手な事から逃げまくって、自分で無理だ。
ダメだ。出来ない！のレッテルを貼って言い訳してるだけだよね』

『いつまで経っても、もう1人の成長した自分に出会えないよ』

そんな声がなんだか、聞こえてくるようだった。

そんな、私は旦那に
『パソコン勉強するわ』

初めて、コトバに出して後戻りできない弱い自分に真っ向に宣言をした。

聞いた旦那は　
『頑張って。』
と、高みの見物とでも言いたげな不気味な微笑みを私に向けたのだった。

新しい事へのチャレンジは何歳からだって出来る。

数年後、
旦那に『そんな事知らんかったん？』
と、自信満々に上から目線で物言いをする自分の姿を目標設定とした。

フツフツとなにかしらのヤル気に似たチカラが湧いてくるのでした。