2024.6.10-6.30
10日
眠るとき、ぎゅうっとあたたかさに包まれながら夢に落ちていった感覚は、もう跡形もなく消えている。
関係性に明確な名前があったとしても、それはただ名前がついているだけであって、不確かで危うい。ただ一方的にすがっていたいだけなのかもしれないね。
誰かと心が繋がることなんて、一生ないかもしれない。
息苦しい。
柔らかでありたいのに、一切余裕がない。
11日
カラオケで3時間、カネコアヤノばかりを歌った。
その時だけは元気が出た。
カラオケは学生の時以来で、お酒を飲みながら歌ったのは初めてだったからとても気持ち良かった。
夜、かなり落ちた。
だからといって、「もういいや。」と手放す覚悟もない。
このまま終わってしまうのだろうか。
いつになっても悩みは尽きないな。
12日
多分今日から夏。
夏の外、私には眩しすぎてちょっと無理かも。
悲しみでひたひた。
じわじわ
ドロドロ
びたぁ
ほわほわ
ふわふわ
ヒューン
違国日記が頭から離れない。
すきな映画に出会えた時特有の、数日間登場人物のことを何度も思い出して幸せを願ってしまうこの感じはなんなのだろう。
1年ほど前に悩んでことの答え合わせのような内容だった。
距離感とか、共感とか、わかり合うとか。
13日
足の裏が痛すぎる。
心がトゲトゲしている自覚がある。
身体は暑いのに、心臓がつめたくてイライラが募る。
どうすれば強くなれる?
どうすればやさしくなれる?
誰かにとっての特別って、願ってなれるものではないし、とても難しいこと。
明後日行っていいと思う?
私の居場所はどこにある?
14日
貴方は誰のことを想って、何を考えている?
私は自分の信じたいことを信じていけばいいと思っているけど、大きなばちがあたりそうで怖い。
カネコアヤノ野音が当選した。
嬉しい。
真夏は暑いだろうな。
15日
友達になれた方のリリースイベントに行った。
人が集う場所にいくのが久々だったこともありなかなか勇気が出ず、1時間以上余分に時間をかけて向かった。
お酒の力も借りたから酔いすぎていたけれど、はっきりと覚えている。
こんなに素敵な夜はもう二度と来ないだろうと思う。
きっと好きだろうと教えてもらった方の音楽が最高に良くて、しばらく余韻に浸らせてもらおう。
17日
またすぐに落ちる日が来ることはわかっているけれど、今はゆら~と揺れられていることに、穏やかでいられることに、感謝したいと思っている。
19日
案の定落ちた。
20日
知りたい人とすらわかり合えないというのに、苦手な人、ましてや自分に対して理不尽な態度をとる人とわかり合えるわけがない。
誰も信じられない。
日記、なんのために書いているのだろう。
21日
上手く呼吸ができない。
終わらせ方がわからない。
ぶくぶく沈んでいくのがよくわかる。
24日
昨日と今日、逃避の旅へ出た。
久しぶりに会った友達と話して、したいこととできることのバランスをきちんと考えようと心に決めた。
部屋に飾ってあったネコの絵が素敵で忘れられない。
夜、今の自分が心惹かれるものは何なのかを考えてみた。
刺し子がとてもしっくりきた。
少し前衣替えをしている時、高校1年の頃に刺した花ふきんが出てきたのだけど、当時は気づけなかったその柔らかな佇まいに心がきゅうっとなった。
好きだった編み物が苦手にしまったのはきっと、心の状態によってゲージが安定しないからだと思う。その点、刺し子は方眼の道しるべがあるから心の動きに左右されにくい。それに、刺し子糸の撚り具合や平織りの柔らかな生地はとても私好みだから嬉しくなる。
25日
どうしても、自分のしていることがすごくちっぽけなものに思えたり、こんなことをしてなんのためになるんだろうと考えてしまうことがある。
全てのことに理由が欲しくなるがゆえに。
今感じているときめきを大切にしたい。
26日
書いたり、描いたり、縫ったりしていたい。
そうして自分の考えを整えたい。
私には、思考を整理する時間が必要。
28日
周りとの関係をすべて切ってしまいたくなるし、家の人たちとはやっぱりわかり合えないし、心が死んでいくのがわかる。
記憶の断片を繋ぎ合わせて何とか思い出してみるけれど、もうなにもわからないや。
29日
まだ月の最終日が来てもいないのに6月のカレンダーを捨てているところを見て、この人とは価値観が違うと改めて感じた。
昼、脳が溶ける暑さで死にたくなった。
これでまだ6月って正気?
海の大きな生き物とか、見に行きたいな。
30日
6月は少し長く感じた。
最後までお疲れ様。
明日から少しの間、小麦粉をできるだけ控えてみようと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?