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FRJ2025オンデマンド視聴レポート #36

FRJ2025のオンデマンドセッションを視聴しての感想を、ネタバレしない程度にレポートします。

FRJ2025とは?
FRJ2025は、NPO/NGOはじめ、企業、大学、行政、財団などで社会課題解決に立ち向かうプレイヤーが1000人規模で集う、日本最大のファンドレイジングカンファレンスです。国内外の寄付やインパクト投資のトレンドや実務にすぐに役立つファンドレイジングの最新事例を学ぶことができます。
(公式サイトより)

2025年1月18日開催の対面イベントと、2024年12月20日から開催のオンラインイベントのハイブリッドのイベントです。私は、対面イベントのボランティアとして参加するので、オンラインだけエントリーしました。

今回のレポートは、
領収書発行完全ガイド|認定NPO法人格を取得した事務局長の体験事例を紹介  です

講師は、北村政記さんです。
寄付集めを行っているNPOにとって、領収書発行業務は避けては通れない重要業務であり、領収書発行にまつわる課題解決の事例についてのお話でした。

コングラント活用をどのようにすれば良いか?
まずは領収書の活用方法について一般/認定NPOと個人/法人の寄付という分類で解説がありました。個人が一般NPOに寄付した場合、領収書を使って確定申告での税制優遇をうけることはできないが、認定NPOであれば税制優遇があるというのは知らなかったので学びポイントでした。認定NPOの方が寄付者をカバーする範囲が広くなる側面はあるということかなぁと思いました。また領収書の発行について、認定NPOでは紙の発行が必須ということでした。最近、認定NPOに寄付しましたが、紙の領収書と寄付控除の案内が送られてきたのは、こういう背景だったのかと納得しました。

さらにNPO団体の寄付に関するバックオフィス業務フローの中で、コングラントさんのサービスをどのプロセスで活用するのが良いかというお話がありました。話の展開はコングラントさんの活用が前提ですが、特に認定NPOを目指すにはコングラントさんのサービスが良いということを、理由も含め説明がありました。

認定NPOになるために必要な領収書の要件
セッションの後半はこの点についてのお話しでした。全体像としては、総勘定元帳と寄付者名簿と領収書で一致が取れていることが必要ということでした。この3つの一致を取るための活動は普段から行なっている必要があるということですが、どうやって実施していくかのお話がありました。講師の方からは月次単位で月次チェックを行うこと、その際にコングラントさんのサービスを活用していったことを講師の方の団体の実例を踏まえてお話がありました。コングラントさんの機能をどう使いこなしていくかの観点でのお話があったのでコングラントさんのサービスを使用されている団体には有益な内容だと思いました。

加えて認定NPO法人になるために、監査前後での領収書の取り扱いを切り替えていくフェーズでの解決策も示され、実践的な内容と思いました。

感想・学び
セッションのタイトルを見た時に、領収書?またニッチなテーマだなぁと思ってしまったのですが、セッションを視聴してとても重要な話だったのだと思いました。ファンドレイジングの活動として、寄付を集めることと、管理していくことの両輪が大事だと、このFRJ2025オンデマンドを視聴して改めて感じることができたセッションのひとつです。私のプロボノ支援先も認定NPOを目指したいとおっしゃっていたので、とても参考になるセッションでした。

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