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FRJ2025オンデマンド視聴レポート #16

FRJ2025のオンデマンドセッションを視聴しての感想を、ネタバレしない程度にレポートします。

FRJ2025とは?
FRJ2025は、NPO/NGOはじめ、企業、大学、行政、財団などで社会課題解決に立ち向かうプレイヤーが1000人規模で集う、日本最大のファンドレイジングカンファレンスです。国内外の寄付やインパクト投資のトレンドや実務にすぐに役立つファンドレイジングの最新事例を学ぶことができます。
(公式サイトより)

2025年1月18日開催の対面イベントと、2024年12月20日から開催のオンラインイベントのハイブリッドのイベントです。私は、対面イベントのボランティアとして参加するので、オンラインだけエントリーしました。

今回のレポートは、
支援者管理&業務管理を”Zoho”でDX 〜NPO法人キープ・ママ・スマイリング様のDXの取り組みをご紹介〜  です

講師は、宮村佳祐さん、光原ゆきさんです。
ファンドレイジング向けデジタルツール関連のセッションを続けて視聴しました。CRMツールとしてSalesforceやKintoneといった著名なツールがあるなか、第三の選択肢として「Zoho」を導入したNPO法人キープ・ママ・スマイリングの理事長 光原さんの導入事例を中心としたセッションでした。

Zohoを選定された理由とは?
具体事例における業務課題としては、支援者情報が分散していて、エクセルやメールでの業務管理に限界を感じていたということです。特にステークホルダーが多いことも情報の取り扱いが複雑にしているということでした。具体的には寄付のルートがコングラント経由や直接の銀行振込など多彩であったり、支援者が増えてくるとお礼のメッセージ送信をしたかどうかなど管理しきれない状況になってくるために支援者との関係性を損なわないようにする必要があったというお話がありました。

Zohoを導入された効果は?
導入にあたっては、salesforceやkintoneも候補に検討されたとのことです。団体の特徴として支援者だけでなく受益者についても管理が必要で、そのために追加システム構築にコストが掛からぬようにという選定基準があったとのことでした。ステークホルダーからの要望が多いので最初にシステム要件を決められず、あとから機能拡張できること、拡張コストが安価であることもポイントだったとお話されていました。例えば、当事者へのアンケートを行い、回収、分析し、CRMで管理することも安価でできたのが良かったとのことでした。

感想・学び
このセッションはZohoというCRMツールの紹介でした。他のファンドレイジングのCRMに関するセッションと共通して、支援者・受益者に関する業務プロセスとデータを一元管理できる、それによって関係性向上と業務効率化が可能という面で、デジタルツールの導入は必須だと感じました。テクニカルな面ではデータの構造によって将来的な機能の拡張性が高いかどうか、という点も重要と感じました。

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