短歌投稿62


病む我を
気遣ふことの
ありがたし
人伝に知る
友のみなさけ


気怠さに
朝起きられず
昼時の
窓に張りつく
日射しを呪ふ


霧雨に
けぶれる町に
聳え立つ
バベルの塔の
ごとき医大は


母を見送って七年経つ。
忘れることが供養なのか?。
忘れないことが供養なのか?。
毎朝、お勤めをしているが、
悔いと恨みは消えない。
母の人生が無意味でなかったことを、
証明する為に、私は自分を許して、
幸せにならなければと思う。

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