短歌投稿７０

律儀にも
冷たき雨に
ぬれながら
叔父が返しに
来し二万円

弟に
駄目兄貴とふ
烙印を
押されて我の
心清しき

目を見張る
美人ひしめく
田舎町
化粧の進歩
すさまじきかな

これらの短歌は每日新聞の
岩手歌壇に以前、掲載された
ものです。一席の景品は、
毎日新聞のロゴの付いたノート
一冊。今はもう歌壇のコーナーも
なくなりました。毎週、土曜日の
歌の掲載日には、よく図書館に
行って名前をチェックしたものです。
いつか歌集を作りたい。
私は、これに打ち込んだのだと
後世の人に知らしめたい。
夢のまま終ろうとも構わない。
全ては時節に任せたい。