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【京都の駒札㊾】小町寺
小町寺とは俗称で如意山補陀落寺という。
遠く陸奥路まで漂泊の身を運んだ一世の美人小野小町も、年老いて容色も衰えた身を、ここ市原野に、昔、父が住んでいたなつかしさから、荒れ果てた生家を訪れ、そこで朽木の倒れるように、あえなくなるが、葬う人とてもなく、風雨に晒らされ小町の髑髏から生い育った一本の芒(すすき)が風にふるえていた。この伝話に因んで穴目のススキ、老衰した小町像や、少将の通魂塚が作られている。
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小町寺とは俗称で如意山補陀落寺という。
遠く陸奥路まで漂泊の身を運んだ一世の美人小野小町も、年老いて容色も衰えた身を、ここ市原野に、昔、父が住んでいたなつかしさから、荒れ果てた生家を訪れ、そこで朽木の倒れるように、あえなくなるが、葬う人とてもなく、風雨に晒らされ小町の髑髏から生い育った一本の芒(すすき)が風にふるえていた。この伝話に因んで穴目のススキ、老衰した小町像や、少将の通魂塚が作られている。