自民党の新総裁に石破茂氏が就任したのも束の間、政治の話題といえば、もはや直前に迫った衆議院選挙で持ちきりだ。 おそらく今回は自民党が相当の数の議席を減らすと思うし、そういう予想が大半なのは周知の通り。「文春オンライン」では「自民衝撃の197議席」という数字が踊っている。 過半数どころか、200議席を割り込めば、就任早々、石破首相の責任が追及される流れだが、その前に、いったいどこに投票するか、という点で、多くの国民が頭を悩ませているところだろう。 そこで今回は、各
10月になった。 年内はあと3か月を残すのみとなり、いよいよ「年末」という言葉が頭をよぎるようになってくる。 毎年、「今年はいったい、何をしてきたのだろう」と不安になるタイミングだが、同時に、今年起こった大きな事件を振り返る時期でもある。 一般的に、一年の初めは、評論家たちが「今年はこんな一年になる」と予想を立てるのが常だ。ところが、その検証が行なわれることは極めて少ないように感じる。予測不能な出来事が立て続けに起こる昨今、1年の予想をするのはことのほか難儀である
若い頃に「自分だけの得意分野、専門分野を作りなさい」と、よく云われた。 社会人になってからも特に云われるようになって、「自分にとっての得意分野とは何だろう」と、ことあるごとに考えてきた。 ブログやSNSが隆盛になるにつれ、いろんな人の文章に触れる機会が増えた。それらを覗いてみると、実に多種多様な趣味や考え方、書き方など、とんでもない量の情報と知識が流れ込んでくる。 野球やサッカーなどのスポーツ、ハリウッドから自主制作までの映画、古今東西の文芸作品、ファッションやコ
僕はフリーライターをしている。 もともと戦国や幕末などを取り扱う日本史のライターとして独立したものの、なかなかそれだけでは食べていけなかった。というより、ほとんど仕事にありつけなかった。ありがたいことに、今はご縁があって週刊誌やネットなどのメディアで時事問題やエンタメなど幅広く書く機会をいただいている。そんななかで、日本史関係もちょっとだけ書かせてもらっている。 残念ながら、それらは僕だから書けるというものではない。日本史を専門とする研究者ではないし、別の題材にした