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メンタルヘルスマネジメント検定I種を取得する

難関:「メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種」
を攻略したので、
その体験をたらたら書いてみます。

なんでも合格率は10-20%らしい。
試験形式は選択問題+筆記問題
選択問題100点、筆記問題50点
得点の合計が105点以上+筆記問題25点以上で合格。
つまり選択80点以上、筆記25点以上ですねー

でもまあ、私エキスパートですしー、逃げるわけにもいきますまい。

一説によると受験勉強時間100-120時間?とか。
そんなにやったかな?
後述しますが、筆記問題対策は1か月くらいしかしてないし、
普通に仕事もしているので、毎日2時間勉強したとして60時間くらいですか。
いや。そんなにはしてないんじゃないかなー
勉強は時間じゃないですよね


準備期

まず予定を押さえましょう。
試験日は2024/11/3とな。

受検日まで約200日
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種合格の通知が来る
得点率88%
まあこんなもんか
Ⅰ種でも同じくらい取れればいいのよね

受検日まで180日
過去問集を買い集める
筆記問題が過去3年分ずつしかないので、10年分集める

受検日まで150日
過去問集を押し切りで切って、
縮小、編集コピーする
これで何度でも解けるぞ

受検日まで130日
選択問題の過去問を解き始める(1巡目)
思ったより解ける

ⅠI種の選択枝問題をそれほど難しく感じない理由は、
Ⅱ種をしっかりやったから。
Ⅱ種は選択問題だけで選別するために、ひっかけ問題もあるが、
Ⅰ種は筆記試験の足切りとして正答率で切ることが目的だからか、素直に回答すれば正解になるような問題が多い。
Ⅰ種はより各論に近い問題が出されているので、現場の人間にはやりやすいから、
といったところでしょうか

受検日まで105日
大阪商工会議所から「メンタルヘルス・マネジメント検定 受験対策WEB講座」の案内が届く
I種については、1回4時間半-5時間半の講座を4回、
大阪商工会議所に入会すると約5万円で受けられるらしい
お安くはないけど、世の中には対策があまりないので、悩ましい。
受験料の5倍ですかー それに割く時間も惜しいなー
まだ筆記問題はみていないので、それに触れてから考えることに致しましょう。


停滞期

始まってないという噂あり

受検日まで90日
健康経営エキスパートアドバイザー試験のCBT試験(選択問題)を受ける。
そのすぐ後から夏休みで緩みまくる。

受検日まで60日
健康経営エキスパートアドバイザー試験のワークショップを受講する。
グループのメンバーの一人(心理職)の自己紹介で
「メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種も持っています」と聞き、
<彼女が取れるなら私にも、、、>と対抗心を煽られる。

受検日まで50日
健康経営エキスパートアドバイザー試験のレポート課題を言い訳に、
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種対策を先送りしまくる。

レポートを提出しても、
しばらく日常業務に終われることを理由にして
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種対策は先送り。


お尻に火がつく期


受検日まで40日
健康経営エキスパートアドバイザー試験について、合格の知らせが届く。

前後してメンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種の受験申し込みが始まる。
受験料を振り込み、11550円なり。

 ↓↓↓
ここまで筆記試験対策がほぼノー勉であることにハタと気づく(いや、しってた)
慌てて10年分の過去問を解いてみようとするが、
そもそもどう勉強したら回答できるようになるのかがわからず。
このままでは筆記試験に全く通る気がしないことに気づく。

<ひょっとしたら大阪商工会議所が提供する検定対策講座(動画)にはヒントがあるかも!ハアト>とか、お花畑な考えにおぼれ、対策講座に申し込む(いまさら

受検日まで30日
大阪商工会議所の担当の方に半ば呆れられつつも検定対策講座に申し込ませていただき、
動画を倍速でイッキ見する
  ↓↓↓
筆記試験対策の勉強法:『キーワード暗記!』

で、先に購入してあったのに忘れていたもう一冊の問題集を読み直す。
筆記試験対策の勉強法:『キーワードかけるようにする!』
って書いてありました。。。(オイ、俺


ようやく勉強法が定まる


嘆くのは後ですることにして、暗記用紙を作る。
やることは労働衛生コンサルタントの口頭試問対策と同様。
Q&Aを自作して、作る過程で理解して、
説明(回答)できるように暗記する。

労働衛生コンサルタントの口頭試問対策との違いは、
あちらは自分で回答例を探し、作る必要があったけれど、
こちらの筆記試験は答えは公式テキストにある。
それと、筆記試験は、文字数制限がある。誤字脱字も減点対象なはず。
なので、書いて覚えること、書き出せるようになることにより力を入れる必要がある。

さて、
A4コピー用紙を用意する。
上に問題とキーワードの個数、
eg.「復職支援の第3ステップは? 1(大項目、タイトル)-5(小項目)」
下に応えとなるキーワードをならべる。

これを、10年分の筆記試験過去問と、
選択枝件の内容から記憶しておくべきと判断した事柄について、
ひたすら書き出していく。

受検日まで20日
暗記用のキーワード集が出来上がる。
およそ100枚。
ほぼ網羅できたとは思えるが、記憶はまださっぱりできていない。
連日取り組むが、書いて、間違えて、を繰り返す。ツライ。。。

受検日まで15日
産業医の勉強会に参加。
他の産業医(内科)や、産業医紹介会社の上級職者(非支援職)の名刺に
「メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種」とある。
<彼が取れるなら私にも、、、>と対抗心を煽られる。
選択試験の復習も再開。
ほぼすべて正答でき、根拠も挙げられるようにする。

受検日まで7日
筆記試験対策は、どうにか8割くらいは覚えられた感じになる。
選択試験対策はほぼ完成。
このまま続ければ、
ここ数年の形式ならば50%は取れるのではないか、という先が見えた感じになる。

受検日まで3日
飽きる。

受検前日
試験用のシャープペンシル、替え芯、ペン型消しゴム、受験票を準備。


受検当日

試験は午後からなので、余裕をもって現地入りを目指す。
乗車駅前が駅伝大会で封鎖されていて遅れ、そして電車も一駅乗り過ごす。
ぎりぎりにしていたら危ないところだったー 汗
昼は世話なくサムライマック。事前モバイルオーダーは便利。

会場入りすると、なぜか部屋で一番端の最前列。
居心地よくはないけど、極端なのは嫌いじゃないぞ。

前半2時間、選択問題
もう早く始まってくれないかしら。
さあ開始。
ふむふむふむ。
ふむふむ。
まあ問題ないでしょう。
見直しもして1時間ほどで退出。

居場所に困る。
筆記試験に向けてまとめた用紙を見直す。やることはやった!

後半1時間、筆記問題
いざ本番。
(以下、無断転載禁止なので、ネタバレはしますが、問題文は書きません)

あれ?事例がない。

第1問 お題:「ワーク・エンゲイジメント」
まあそうでしょう。

第2問 お題:「メンタリング・プログラム」
・・・・・なんじゃこりゃ。

100歩譲って、ここ数年続いてきた事例を示してそれを分析しつつ回答していく問題形式でなかったのは良いとして。
でも、「メンタリング」ってそんなに大事かい?
そんなのもあるよ、っていう手法の紹介でしょう?
その説明まではまあいいとして、「それを実施する場合のステップをかけ」ってなにさ。
実装させられないといかんの?
職場復帰支援のステップじゃないで?

でもオイラはあきらめの悪い男。ミッチーにも負けぬ(自称
足掻く。足掻きまくる。
途中、あきらめてしまったらしき方々が退出していくが、粘る。
最後まで粘ってなんとか導入ステップらしきものを書く。
終了ーーーー

ダメでしょうね。こりゃ。
日々の日常に戻ります。


結果通知

受検から80日後
なんか大阪商工会議所から封筒が。
はいはい、と開封すると「合格しました」とな。

選択問題は「84/100点」
筆記試験は「32/50点」で合格でした。

「勝ちに不思議の勝ちあり」とはこのことか。
「勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」と叫んでおきます。


メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種合格に向けたまとめ

・選択問題対策は、過去問やりこみで問題なし
・筆記問題対策は、キーワード暗記
・あきらめの悪さは大切

「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」ということで。


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