採用したければ同人作家を雇うべき
あくまで個人的な感想です
なんというか堅苦しい話とか嫌いだし、仕事嫌いだし、というか会社行きたくないし、というタイプの人間なのでお茶でも飲みながら軽い感じで聞いてくれればいいと思いますよ。というか別の方がもっと貴重な話を書いているからそっちを参考にすればいいんじゃない? とか思うのだけれど。
それでも読んでいただけるのは光栄ではあるので、読んでくれた方が「無駄な時間を過ごした」と思わない程度の事は書きたいと思うわけですよ。
改めまして、河合レイジと申します。
普段はオタクしてる。最近ディズニーのハマり方がヤヴァい。40オーバーのおっさんです。どうも。
折角NOTEというツールも登録した訳だし、日記帳にするには勿体ない、という事で今日は採用について徒然に書いてみる。
これでも採用歴は10年くらいあるのだ。
結論だけ言うと、同人の経験が採用にめちゃくちゃ活きてる。
何なら俺の部下全員に同人誌書かせたいくらい。
という事で、今日の本題に入りましょうか。
あなたの会社をどこで知る?
大手様とは違うんですよ、大手様とは。
企業認知度はどの企業も苦労されているもので、勿論過去の私が〇百万円はむしり取られているバンダイナムコ社(アイドルマスターミリオンライブ!のアニメ観て)やら、現在進行形でお金を吸われているディズニー社&オリエンタルランド社は勿論、基本的にB to C 企業の認知度は一概に高いので応募数を集めるのは「比較的」容易なのですが。
私の業界、申し遅れましたけど人材業界やらBtoBマーケットの企業はどこもかしこも認知度に苦労している訳でして。
スーパーゼネコンの一角、竹中工務店社を町の小さな工務店と勘違いされた、なんて昔話もありますし、日清紡社のようにブランド認知度を上げるために突飛もない求人広告を出したりする苦労がある訳です。
(言い方を変えると、BtoC企業はそもそものブランド認知度が高くないと業績が上がらない=ブランディングに相当の費用が必要、という事ですが…)
それでも上場クラスの企業ならブランド認知のためにTVCMを打ったり、芸能人やアイドルを使ったり、とお金をかけたブランディングができる訳ですが。
大抵の中小・中堅企業はそんなお金はない訳です。
最近なんてただでさえ給与の上昇圧力があるのに…。
どうも中小企業の方が給与の上昇率が大手より高いらしいですね。「離職されるより利益を削る方がマシ」ということだと思います。
別の話になりますが、河野太郎氏が発言した「解雇規制」に関わる話にもつながりますので、また別の機会に考察してみたいと思います。
話を戻します。
とはいえ、採用しないわけにはいかない。なんで採用する必要があるのか、という根本論は組織論の話になるので今回は割愛しますが(また書きます)、いざ採用、となった時にまず何をするか?
というと、まぁ、大抵の場合は採用媒体を使うわけです。
採用媒体というのは、所謂リクナビ、マイナビ、エン転職、DODAのような、採用広告のポータルサイトですね。
最近はindeedも定着してきましたし、タイミーなんてエッセンシャルワーカー向けのものも出てきましたけれど。
ここでは従来型の採用ポータルサイトに目を向けてお話をさせて頂きます。
見てもらう、読んでもらう、応募してもらう
マーケティングの基礎を学んだ方は勿論、古代のホームページ運用経験者やTwitter、pixiv、なんならこのNOTEの使い方になじんだ方は当然ご理解頂いているかと思いますが。
まずはPV。何につけてもPV。そこからの歩留まり率。
という概念は採用コンテンツであろうと変わりはありません。
ということでPVを伸ばす必要があるのですが…いくつか方法があります。
1.課金する
どの業界でもお金を払った人は上位掲載されます。広告費だからね。
ちかたないね。
2.スカウトを送る
最近は効果も薄れてきましたけどね…
3.バナーを張る
これも課金。
…あと何かありましたっけ?
思い出したら追記します。
※補足:最近リクナビの体裁が変わりました。課金しても上位表示されるとは限らなくなっています。
続いては、クリック率を上げる。
ここでいうPVは一覧画面を差します。
こんな感じ
ここから、クリックすることで企業求人の詳細画面に遷移するのですが…
ここが大事!
ここ、同人誌で言うと『表紙』!!!!!!
もうお分かりになりましたでしょうか?
というか同人経験がある方はご理解いただけるはず。
最近は即売会前の事前の広告が滅茶苦茶大事になっていますが、それでもふらりと訪れた人が『読んでみていいですか?』の一言を放つのに必要な情報
それが表紙!
皆さん、太文字のタイトルについて色々考える訳ですよ。
「年収〇〇万円以上!」とか「フルリモート!」とか、なんか知らんけど人気のある「人材コーディネーター」とか。
で、結果として、皆似たり寄ったりの文章になる訳です。
JCTの悪いところ。思い切ったキャッチフレーズより無難なフレーズを選びがち。保守的と言いますか。まぁ、自分の評価とか出世とか色々考えると無難に落ち着きたい気持ちも分からなくは無いですが。
でもですよ。
無難なタイトルの表紙って無難じゃないですか。
前にどこかで読んだ話ですが、遠藤周作先生の『沈黙』という本、初期タイトルは別のモノだったらしいんですよ。
でもインパクトが弱いから、と『沈黙』にしたとか。当時の担当編集者が。
神ですよね。神。このセンス。
ちなみに最近タイトルにやられて買ってしまったのがこれ
バリツ。
ホームズファンなら一度読んでみたい。
バリツですよバリツ。(今積んでますけど)
ともかく、この求人のタイトル部分(本来は『職種名』を入れるところ)、ここに拘らないと他社様と比較して埋もれる訳です。埋もれるの。
勿論、写真のセンスも問われます。
なんかみんな同じ写真やねん。
スーツ着て、ちょっと若い感じの女の子が笑顔してて、ちょっと格好いい(風の)感じにしてるやつ。
結局ですね、所謂採用担当って『デザインセンス×』の人間がやってることが多いので、良し悪し以前の問題になっているという…
それから、同人誌書いていると本職のデザイナーなんかの知人もできる訳ですが。
少なくとも私の知人は全員同一意見ですな。
『営業はアホ』
『営業はクソ』
『営業は言い訳しかしない』
この辺にしときます。
分かるけど。
結局、顧客と応対するのは営業じゃないですか。
で、その営業がデザインが分からないから、無理な納期を(無理と思わずに)客に提案しがち
客もデザインが分からないから「じゃあそれで」になる
結果練る時間もなく、似たり寄ったりのデザインになる
で、成果が出ずに次回失注
営業の言い訳タイム…
泣けてきた。
これを回避するには一つだけ。
同人作家を雇いなさい。
もしくは、同人誌を書きなさい。
そうすればデザインには拘るから。
少なくとも、デザイナーと同じ目線で話せるから。
そしてもう一つ、大事なポイントを伝えておきます。
デザイナーは褒め称えるほどいいデザインを出してくる。
それでは、良い採用活動を!
(肝心の求人票のポイントやら面接のポイントなんかを書く気力が無くなりました。今度気が向いたら書きます)
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