見えてるどころか、聞こえてるものも違うって話。
テレビを見てたら
ACジャパンのCM「聞こえてきた声」が流れた。
見てもらえれば解るのだけど、
音声が使われず
「ご飯できたよ〜」
「将来の夢はパイロットです!」
「ピンクがいい!」
「支払いはカードで」
など、シチュエーションに吹き出しと文字があって、それらの声が女性で聞こえたか、男性で聞こえてたかで、あなたの中に無意識な偏見はありませんか?と問うCMになってます。
例えば、「ごはんできたよ〜」は母親のイメージで女性の声に「支払いはカードで」は支払うのは男性が多いイメージで男性の声に無意識で聞こえていませんか?というもの。
で、このCMの最中に夫に
「ねぇ、女性と男性どっちの声がした?」と
聞いてみたら不思議な顔でこういった。
「全部、自分の声だけど?」
夫いわく、自分が読んでるのだから、
自分の声が聞こえるの当たり前では?と言われた。
一応、「パイロットです!」は自分の子供の時の声っぽくて、「支払いはカードで」はややダンディな自分の声には思うらしい。
他の台詞も普通に自分の声であり、女性っぽくとか男性っぽく自分の声で演じてることはない。
私はちょっと驚いて、
「小説は?小説も自分の声?」と聞いてみた。
夫は「え?自分の声でしょ?」と当たり前にいう。
夫から「小説とか、全部、自分の声じゃないの?声優の誰々の声。とか、男女で使い分けして読んでるの?」と逆に問われた。
私は「特定にこの声は津田健次郎だ!とかで読んではないけど、キャラで声違うね〜」というと
夫は「すげー、それ器用すぎでは、、」と驚かれた。
私からしたら夫の方が珍しいのでは?とも思ったけど、調べるとどうやら、小説や漫画を読む時に自分の声の人も多いようだ。
※正確には無音と自分の声の間くらいの感覚らしい。
あれ?私が少数派???
小説を読むときはキャラで声が変わるし、それで想像して読むのが普通だと思っていたけど。
だから、小説を読むときには「想像力」が刺激されて、脳内ではドラマや映画のようなシーンを描く。
漫画がアニメ化された時は私の想像してた声と少し違うな〜とか思うこともある。
夫からそんな声が1人1人変わる状態って読んでて疲れない?とも言われたけど、無意識なので疲れないし、私からしたら活字が自分の声という方がピンとこない。
そもそも夫の言う自分の声というのも、あくまで表現であって実際は声などの「音」より「活字が流れる」だという。
自分の普通が、他人の普通じゃない事なんて多くあるのだけど、よもや偏見ありませんか?みたいなCMから活字の聞こえ方の話になるとは。
ちょっと面白い。
こうなると、このACジャパンのCMも、意図は解るだろうけど聞こえた声は自分の声だけど?と思ってる人少なからずいるはずですよね。
なので、作った人(達)はキャラとして区別して声が聞こえる人が作ったと言うことでしょうか?
自分の声で聞こえる人ならば、また別のアプローチのCMになってそうだな。って思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?