過去の私の作品㉚

目を覚ましたくない
そんなこと思ってる
現実に戻りたくなくて
夢の中が心地良くて
柵から抜け出したくて
考えることから逃れたくて
夢の世界に早く戻れないかとまぶたを閉じる
目の前に広がるのは
私がもう戻りたい心地良い世界ではなくて
薄暗い狭い部屋の中に
地鳴りのような怒鳴り声と
冷たく刺さる視線達があるばかり
怖くてはっと目が覚めると
私の目の前に
陽の光が
差し込んでいた…。


数年前の自分の写真を使用

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