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過去の私の作品㉑

ゆっくりと落ちてくる雨粒に打たれながら、このまま私も、溶けてしまえばいいのにいいのにって思った…。
雨に濡れたふりして、わずかに涙が頬をつたった。
雨の冷たさを感じながら、あなたのぬくもりを探した。
雨の音を聞くことで心の声を遮った
雨粒を指でなぞって絵を描いた
その上から雨粒が落ちるので何を描きたかったのかすら消されてしまった
少しずつ雨と私が滲んで溶け合い一つになった頃、雨は静かに雪へと変わった


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