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ASD 就学前健康診断の時、親は何する?
発達障害の女の子のお母さんです。
就学前健康診断の時期になりました。
発達障害の子の学校選びは悩む方も多いと思います。また、当日の保護者は何をすれば良いのか?心配もあるかと思います。
娘の時の経験が、ご参考になれば、、、。
子供たちは六年生に誘導され、一列に並んで検診を受けます。(各項目ごとに回る健康診断)
保護者は付き添いせず、別室で待ちます。
娘の場合、列に入ってついていく、これが最大のハードル。
親と離れられない子も、泣く子も、お世話係の六年生が戸惑うような行動をする子もいません。
この状況は予想していたので、受付時に
「支援級を希望しています。検診に立ち会ってもよろしいですか?」と申し出ました。
もちろん了承を得られます。
そして、列の最後尾につくことになり、六年生のお世話係さんにも「一緒に回るのでよろしくね。支援級に入るの。」と話しました。
六年生ともなれば、支援級の様子もわかるので
普通に会話しました。
・眼の検査
眼の疾患を調べます。特にこれは問題なくクリア。
・視力診断
視力検査に使うC型のランドルト環を使って、視力を測ります。黒い円の切れ目を指で指します。
口頭ではなく、カードで伝える方法でした。
あまり上手にできなかったと思います。
・聴力検査
オージメーターを使って聴力を検査します。ヘッドホンを耳にして、音が流れたら流れたほうのスイッチを押します。
これは難しいです。
顔色をよーく見てれば、聞こえた時に表情が変わります。これを見てもらうことで聞こえたと判断することになりました。
この、三つは専門医ではなく、学校の先生だった気がします。なので、少々大雑把。
ただ、日常生活で見えていない、聞こえていないというのはないことと、聴力については、就学前検診の一年ぐらい前に、大学病院で検査し、問題のないことをその場で伝えました。
(大学病院での聴覚検査については、次回書きますね。)
・歯科
歯周疾患や、虫歯の有無を確認します。
なかなか口を開けてくれない時期を過ぎていたので、クリア。
・知的発達
知的発達の検査では、精神発達、言語、情緒などを診断します。精神発達では、絵カードやおはじきを使って指示に合わせた行動ができるか、指示が理解できるかなどを診ます。
言語では、音が正確に言葉になっているか、発音などを確認します。
情緒は、検査中の児童の様子を観察します。
これらは、支援学級を希望していることを伝えたのて、形だけしました、というかできていないことを確認のような感じです。
就学前健診を受ける時、
娘のように支援学級を希望されているなら、付き添いの了承を得て、補足、通訳?などするのが良いと思います。
まわりの保護者が付き添いしていない、
ひとりで行かせないと、
など気持ちが揺れるかもしれませんが、
入学するのは我が子。
我が子のために、正しい情報を知ってもらうために付き添うことは恥ずかしいことではありません。
親も始めての経験にはなりますが、
合否のある緊張するものではありません。
遠足に行くような楽しみな気持ちで行けたらな、と思い、「ちゃんとしなさい」ではなく、
「入場券がきたから学校見に行けるよ、楽しみだね」と前向きな言葉を娘にかけて、半分は、自分自身に、言い聞かせるような感じで行きました。
入学後までに、気になることは多々ありますが、ひとつずつ進めていく、そして、市区町村の支援センターの判定や療育先などの専門家のアドバイス、先輩お母様の体験談を参考に、焦らず納得できる方向へ。
次は大学病院での聴覚検査について書きますね。