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ASDの娘と考える拉致問題

発達障害の女の子のお母さんです。

北朝鮮による拉致問題。
娘はどう捉えているか、私からどう伝えか、、、あまり気にせず、話題になった時にサラッと触れる程度でした。
先日「めぐみちゃんを返せ!」のポスターに足を止めていたので、知っている限りの話しをしました。
娘は「かわいそう」と。
その場にいらした啓発運動をされていた方に、
講演会があることを聞き、途中退室もあるかもしれないけど、この機会に行ってみよう、と足を運びました。
めぐみさんの同級生のバイオリニストの演奏と
めぐみさんの弟さんである哲也さんの講演。
娘にも充分に響き伝わるのは、わかりやすい言葉というだけではないことを実感しました。
演奏にもお話しにも込められた熱い思いが、娘にもしっかり伝わるのです。

娘に他人事ではなくて自分に置き換えて考えよう、なんて言わなくても感じているのがわかります。
言葉での感想は「めぐみさんがお母さんに会えないのはかわいそう。お母さんもかわいそう」
と幼さはありますが、お話しもしっかり聞き、数々のパネル写真もじっくり観ていました。

難しいことでは決してなく、普通に暮らしていた家族に突然降りかかったできごと。
他人事ではないです。
今、何ができるのか?との問いに、まず知ってもらうこと、からと。
私は娘がポスターに足を止めたことがきっかけで講演会に足を運び、そこで生の声を聴くことができました。
生の声がたくさんの方に届いてほしい、そう願っています。

車椅子の方の受け入れや手話もあります。
娘は発達障害で聴覚過敏もあるので、万一の退室も考慮し出入り口付近の席にしてもらいました。

子供だから、発達障害があるから、自分の身に関係ないから、、、と先延ばしにしないで、ぜひ足を運んでほしいと思います。
私の思いは、時間がない、早く奪還を。
めぐみさんのお母様が高齢なこと、お母様がお元気なうちに親子の時間を過ごしてほしいのです。
親子の時間をと思ったら他人ごとでいられない、そんな方がひとりで多くいてほしいと思います。

娘との日常は親子の幸せな時間であることを改めて実感しています。




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