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中学受験、本命の1日目
二日間ある本命校。
1日目の様子、我が家の場合
早起きが苦手な親子です。
年末から朝方へのシフトを試みましたが無理でした。
仕方がない。
いつも通りの起床時間で受験前日まで過ごしました。
当日は受験校の最寄り校舎で受験前に激励がありました。
塾は6時30分から開いているとのことでしたので、せっかく近所だし、6時30分に行ってみようということになり
6時20分出発予定となりました。
長男起床5時45分
のんびりと着替え、いつもの計算を10分集中。
その後新聞を読みながらゆったりと朝食
全く焦る様子もなく、持ち物確認もせず出発する気配。
さすがに確認要請。
そして当日まで隠しておいた本を一冊渡しました。
試験の休み時間に他の子の話しが耳に入らないように読書用の1冊。
「怪盗クイーン」の最新巻です。
渡した瞬間テンション上がっていました。
これを読むために受験に行く!くらいの感じでした。
寝ぐせ爆発、パジャマ姿のお父さんに見送られ
予定より5分遅れて自宅出発。
次男は熟睡して全く起きず。
1月の早朝なのに全く寒さを感じませんでした。
金星が見える!とか楽しく歩きました。
途中何故か、口に気持ちの良い四文字塾を探すことに。
「忍苦実甘」が候補にあがりましたが、最終的に
「青息吐息」が濁点もなく一気に息を吐きだす感じで気持ちが良いと。
「アオイキトイキ」・・・。なんかあんまりいい感じの意味じゃないよね。。。
6時35分塾到着。
お世話になったアドバイザーの先生に受付けをしてもらい入室。
保護者控室にはすでに数十名の方が座っていました。
独特の張りつめた空気。
ここにいる人全員が同じような思いで1年間を過ごしたかと思うと皆さん同志に思えました。
8時前、先生方にアーチで激励されながら塾を出発。
8時15分、門の前でグータッチ、ハイタッチ、腕タッチをして学校に入っていきました。
入っていく背中に1年間の色々を思い出し鼻の奥がツンと。
門が閉まる8時40分まで何をするわけでもなくただただ祈る気持ちで立ち止まっていました。
そこでふと気づいたこと。
家族で来ている人が多い。
ベビーカーの人も、制服のご兄弟が一緒の保護者の方も。
あれ?
うちの家族・・・寝ていたぞ。
模試に行くくらいの空気だったぞ??
8時40分「ガチャン」と門が閉まりました。
今まで聞いた「ガチャン」の中で一番重く感じました。
さて、私は一旦家に帰ることに。
家に着いて入った瞬間目にしたのは、朝ごはんをのんびり食べる次男と、ベランダで洗濯物を干す夫。
なんていつも通りの日常。
拍子抜けなくらい普通でした。
でも、これが良かったのかもしれません。
長男にとって家族の想いがプレッシャーになることもなく、長男の受験で次男までピリピリすることなく至って普通に各々の一年間を過ごしてきた我が家。
私だけ右往左往していましたが。
早起きやから二度寝したら?と布団が温められていました。
嬉しかったけど・・・我が子本命受験中よ?
とりあえず布団に入ってみたものの
全く眠くならず。
試験終了後は午後から塾で当日特訓があったのでお弁当を作って待つことにしました。
お弁当を持って迎えに。
グラウンドで待機しているとブザーがなり試験終了。
子どもたちが出てきました。
早く顔を見たいような、どんな様子か不安なのでゆっくり出てきてほしいような。
長男と合流。
第一声は
「本読み終わったから、下巻買っておいて」
え?それなん?
休み時間短いのに読み終わっただと???
本当に本を読みに受験に来たかのような。
試験のことはあまり話さない雰囲気だったのでこちらも聞かないことに。
とりあえずお弁当を食べるためベンチのあるところを探し、
近くの図書館前に行きました。
そこで長男からの提案。
お弁当食べたら図書館入っていい?
図書館。
夏休み以降図書館通いを封印していました。
今?封印を解くのは今なの?明日まだ試験あるのに?
仕方なくOKすると、急いでお弁当を食べて図書館へ入っていきました。
キラキラした目でウロウロする姿は本当に本命受験をしてきた子とは思えませんでした。
切り替えの早さにびっくりしましたが、これは
1日目をやり切った感なのだと思うことにしました。
全力で挑んで悔いなしの感じ。
時間ぎりぎりまで図書館を堪能して塾へ。
私は下巻を買いに本屋さんへ行き帰宅。
ああ疲れた。
私、早起きしかしていないのに疲れた。
私の人生3大疲労は出産後、引っ越し後、受験後になりました。
16時過ぎに塾へお迎え(いつも一人で帰ってくるのに)
いつも通りの様子で帰宅。
算数の苦手なところ、理科(気分転換に)などを軽く見直し夕食をとりました。
だんだんとソワソワし始めました。
これは、塾の先生から激励の電話があるから。
どの先生からかかってくるかわからないのでソワソワ、ワクワク。
算数弱者の長男にはきっちり算数の先生から電話がありました。
3人の算数の先生に激励され電話を切りました。
子どもは興奮して眠れないのかなとおもいましたが、案外あっさりと就寝。
私はこの日の夜の記憶がありません。
空白です。
夕飯後の記憶がありません。
長い1日目が終わりました。