狂犬病
狂犬病ワクチン接種は飼い主の義務
現在の日本では、飼い犬は狂犬病ワクチンを年1回接種することを法律で義務付けられています。 飼い犬の登録、年1回の接種を怠った場合、20万円以下の罰金に処せられることがあります。
狂犬病の症状
初期は噛まれた箇所の痛み、頭痛や発熱など風邪のような症状がでます。
進行すると流涎、興奮、幻覚が見える、水や風を怖がる、呼吸困難や意識障害がおこり、ほぼ亡くなります。
狂犬病は他国では珍しい病気ではない(上の写真の青い地域だけ厚生労働大臣が指定する狂犬病清浄国)
日本では昭和38年以降、国内発症例がなく狂犬病ウイルス清浄国と位置づけられています。ですが、世界的に見ると極めて稀で、多くの国で毎日のように狂犬病が原因で亡くなっています(年間推計5万9千人)。
狂犬病ウイルスを媒介する動物
コウモリやアライグマなどの野生動物、犬や猫などの飼養されている哺乳類
感染経路
狂犬病ウイルスに感染した哺乳類に噛まれると感染します。(狂犬病ウイルスは唾液腺で増えます)
WHO(世界保健機構)からの勧告
もし狂犬病ウイルスが日本に侵入した場合、国内の犬の70%に狂犬病ウイルスに対する免疫があれば95%の確率で蔓延を防止できると勧告しています。
感染すれば致死率ほぼ100%の人獣共通感染症です。
2022年度 接種率70.9%
年々減少傾向にあります。犬の飼い主さんは狂犬病ワクチンを接種する義務があります。かかりつけ医の判断で接種が免除された犬以外は接種してください。
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