コミュ障(※)の外注リハビリ
私は同僚や知り合いの前で過剰によく喋り、場を回し、盛り上げ、家に帰って『疲れた…また頑張りすぎた…また”盛り上げとかするタイプではなくニコニコしながら時々男をいじる可愛い女”のポジションに座り損ねた…馬鹿…』と化粧を落とさず寝落ちする女です。
(※)
コミュ障についてはいろいろ意見があると思うのですが、他人とのかかわりの中で、自主的に自分の能力とキャパ以上に振舞って消耗してる人は身の丈に合わないコミュニケーションをとってるのでコミュ障だと思ってます。私はそれ。
そんな生活で毛穴が開き始めると、だんだん多動な自分に限界がくるんです。
でも社会人になり金と疲労をトレードしてると、月に数回マッサージや美容院にいけるようになります。
とくにこだわりがなく、気になった店に入るタイプなのでリピートしなくていい。
つまりそこでは一生に一回しか会わない人に、ただ受動的な人間でも優しくしてもらえる場所なんですよ。
最初は困難の連続だった。ついつい過剰に楽しそうにしてしまう、1の会話に3で返そうとする。
あああ質問されたことの回答に質問を加えるな!無駄に声を出して笑うな!また会話が続くだろ自分のバカ!
しかし数年間修行を続けた。
タブレットで読む雑誌をファッション誌から文字がやたらと小さいビジネス雑誌に、1の質問には1の回答のみ。
でも失礼がない程度に、お互い気を使いすぎないようにいられるように。
最近うまくなったんじゃないかなって思います。普段の自分よりも燃費の良い自分でゆったりすることが。
それに、過剰に面白い人間であろうとすることは疲れるけど、相手を気遣ったりすることはそんなに負担じゃないんだな~って気づいた。
今後は、もうちょっと自分の可愛いらしさを恥ずかしがらずにだせるようになりたいなと。
黄色や茶色の服が多いけどピンクやアイボリーも好き、焼き肉や酒が大好きだけどカフェでラテアートに感心したりケーキ選んだりするのも好き、人に優しくされるのも褒められるのも好き、お洒落頑張ったら周囲の人に可愛いって言われたい、みたいな部分に需要はないしつまんないから昔から人前で話題に出さないようにしてたんですが、面白い会話をしに行く場所じゃないので、私にとってはゆっくりしに行く場所なので。
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