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令和5年度 技術士第二次試験環境部門_必須科目I_模範解答

模範解答を以下に示し、あとで解説も行います。
600字×原稿用紙3枚=1800字です。

I-1 令和4年の環境白書によれば~

(1)気候危機に対処するための課題

(a)気候変動

大量生産、大量消費等によって、CO2を初めとする温室効果ガスによって、世界的な地球温暖化や、豪雨、洪水、干ばつ等の自然災害が局所化、激甚化している。2015年末に採択されたパリ協定により、「世界的な平均気温上昇を工業化以前と比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求する」という世界共通の目標が掲げられているが、2030年までの達成はかなり厳しいと考えられている。

(b)循環型社会の形成

大量廃棄によって最終処分場の残余年数がひっ迫しており、令和3年時点で21.4年である。また、産業廃棄物の不法投棄量も令和4年時点で4.9万トンと横ばいである。古紙や家電、自動車等のリサイクルは進んでいるが、リデュース・リユースがリサイクルに優先すべきであり、一層の資源循環が課題である。

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