骨髄移植って何?
どうもこんにちは、華水ちゃんです。
白血球がまだ少ないので、週末の外泊は諦めることになりました。仕方ないですね。病院で誕生日を迎えることになりそうです。
ところで、今日がたまたま主治医の先生が当直の日だったのですが、なんと誕生日プレゼントをいただきました!!写真のひよこたちなのですが、めちゃくちゃ可愛い🥰
移植が成功して新しく生まれ変われるようにという意味を込めてくれたみたいです。本当にありがたい。頑張ります。
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私が6月に骨髄移植をする予定だということはみなさんご存知だと思いますが、そもそも骨髄移植って何?っていう状態の方が多いと思います。
私も、自分がすると決まるまでは「名前は聞いたことある」くらいの感じでした。
なので今回は骨髄移植について詳しく説明していこうと思います。と言っても、私も全てを網羅しているわけではないので、間違った情報があったらすみません。
何となくこんな感じ、というのが伝われば嬉しいです。それでは早速いってみましょう。
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骨髄移植(造血幹細胞移植)とは
白血病や骨髄異形成症候群などの患者は、造血幹細胞というものに異常があります。造血幹細胞とは、赤血球・白血球・血小板など様々な血球に分化することのできる言わば血液の源のような細胞で、主に骨髄の中に存在しています。
これに異常があると、がん細胞が生まれてしまったり、ある血球が異常に多く作られてしまったり、といったことが起こってしまいます。
そこで、患者の異常な造血幹細胞を全て殺してしまって、ドナーから正常な造血幹細胞をもらって綺麗さっぱり生まれ変わろう、というのがざっくりとした骨髄移植の説明になります。
何となくわかっていただけましたかね?
ドナーについて
骨髄移植をするためには、まず患者とHLA(白血球の型)が合ったドナーを見つけないといけません。血液型と同じように、白血球にも型があるんです。
患者とドナーのHLAの型が合っていないと、移植をした時に患者の白血球がドナーの細胞を異物と認識して攻撃してしまいます。
骨髄移植の大変なところは、まずそのHLAが合ったドナーを見つけるところなのです。
何故かと言うと、血液型はA型、B型、O型、AB型の4種類しかありませんが、HLAは数万通りの型があるからです。血の繋がっていない他人から全く同じHLAの型の人を見つけるのは、ほぼ奇跡に近いです。
これが兄弟間だと、25%の確率で完全に一致するのです(これをフルマッチと言います)。なぜかというと、白血球は2つの型が一対となっていて、両親からランダムで半分ずつ受け継ぐからです。そのため、両親それぞれとは半分はHLAが合っていることになります。
そしてなんと、私の妹がフルマッチでした😭
結果を聞いた時は泣くほど嬉しかったです。
ということで、私の場合は妹がドナーになってくれることになりました。本当に感謝しています。妹は今日から入院して、白血球を増やす注射をして5日目に血液を採取します。
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よく骨髄移植というと手術するのかと思われるのですが、手術はしないです。ドナーが全身麻酔をして骨髄液をとる場合もあるそうなのですが、私の場合は妹の両腕の血管から血液を採取するみたいです。
どちらにせよ、患者側はその移植片(ドナーから採取した血液)を点滴で体に入れるので、特別な手術はしないです。
ただ、その移植片を入れる前に行う移植前処置というものがとてもきついのです…自分の中の悪い細胞を徹底的に殺すために大量の抗がん剤投与と全身放射線照射をするのですが、これについては私もまだ知らないことが多いので後でnoteにまとめようと思います。
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骨髄移植について少しでもわかっていただけたでしょうか?私も調べながら書いたので、改めて勉強になりました。
最近YouTubeで骨髄移植を経験された方の動画をよく見るのですが、みなさん副作用が大変だったみたいです。今から震えています…
幸い、私はフルマッチのドナーから移植片をいただけるので、生着も回復も早いと言われています。妹がフルマッチで本当によかった…奇跡です…
ということで、今回は骨髄移植について詳しく説明してみました。何か気になることがあったらいつでも聞いてください。
それでは、また。