弾正4
「お主の城は見事であったな。クリスマス休戦などエピソードがいちいち豪華じゃ。」
「苦しまぎれ、まぁノーベル平和賞のようなものでございまする。」
「十月十日に死なれて困ったぞ。」
「せめてもの意趣返しでござる。世人に何と言われようとあなたに仕返ししたかった。」
「平蜘蛛を差し出せば赦すと言ってやったではないか。もちろん平蜘蛛は方便じゃ。」
「平蜘蛛なぞ惜しくはないが天皇殺しは御免被る。異国への行き掛けの駄賃で朝廷潰し、これ以上悪名はたくさん。皇室は無事連綿として続いておる。」
「彗星は天文の理に則って現れると言う、現代人を超えるそちが、大仏を焼いた日に爆死じゃ。
わしも悩むわ。」
「首桶は秀吉見事でしたな。空の首桶を差し出し御存分に成敗をと、以後戦には必ず携帯せよと絵に描いたように決まりましたな。あ