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お互い気持ち良く仕事をしたい。私が考えること

あっという間に、前回投稿した時から1ヶ月くらい経っちゃいました。

ちなみに、3月から始めたWebライターの仕事。

久々に社会復帰をして、改めて自分の中にある「仕事をする上で大事にしたい軸」みたいなものを思い出してきたので、書いてみます。

クライアントがどうも怪しい。そんな時の対処法

最初のお仕事はクラウドソーシングサイトから受注したのですが、先方の希望で採用直後からチャットワークでやり取りをすることになりました。

経緯は後ほど記しておきますが、

今回は「プロジェクトの進行中にクライアントが『規定に違反している恐れのあるユーザー』である可能性があるとわかったケース」です。

その時に私が取った行動とは。

①まず、あわてて感情的に行動しない。

②最悪の結果が訪れた時の対処法について考えてみる。

③まず何ができるか?自分だけで解決できることなのか、第三者に介入してもらった方がいいのか(今回はクラウドソーシングサイト)検討してみる。

④相手には、抗議や非難ではなく、あくまで私の今の素直な気持ちと、どうしたいかということをフラットに伝える。
それに加え、相手にもデメリットにならないことも提案する。


こんな感じでしょうか。

少し経緯をお話しすると、

2記事目に取り掛かろうかという頃、なんとなくクラウドソーシングサイトでそのクライアントさんのページを開いた時に

「このページは閲覧できません。規定に違反している恐れのあるユーザーです」と表示されてびっくり。

これ、やばくないか?そもそも、この仕事の報酬は支払われるんだろうか?

下手に抗議して、急に消えられても困るし…このまま黙って、見なかったことにして、最後まで仕事をしてお金もらった方がいいのかどうか…

と不安になりました。

その後の私の行動を具体的に時系列で記すと、こんな感じです。

①クラウドソーシングサイトの運営側に、状況を説明して対処法を相談。

②運営側より返信。

「申し訳ないが、クライドソーシング上でやり取りしている履歴が残らないと運営側も対処できないので、まずはこちらでやり取りするようクライアントと直接話し合ってもらうしかない。」

まぁ、おおかたそういう回答になるよねと思ってたので納得。

③クライアントに連絡する前に、最悪の事態になった時にどうするかを考えておく。

 最悪の事態 : クライアントが報酬未支払いのまま音信不通になる

 →タダ働き=「勉強料」として考えて、諦める。と覚悟を決める。

④先方に連絡する(全文ママ)。

「先ほどはチャットワークの方にご返信いただき、ありがとうございました。

今更のことで大変申し訳ないのですが、今後メッセージのやりとりはこちら(クラウドソーシングサイト)のメッセージツールでさせていただけませんでしょうか??

先ほど〇〇様のページを開いたところ、規約違反に抵触するユーザーのためという理由で、ページを閲覧することができませんでした。

私としても今回のお仕事はちゃんと最後までやり遂げたいのですが、どうしても不安に感じてしまった部分があるのは事実なので、今後はこちらで連絡を取り合いたいです。

ご気分を害されましたら、誠に申し訳ありません。

重ねて申し上げますが、こちらとしてはプロジェクトは最後までやらせて頂く所存です。何卒ご検討のほど、宜しくお願い致します。」

というメールを、先にクラウドソーシングサイトの方にメッセージを送信。

しばらく未読だったため、今度はチャットワークから「先ほどクラウドソーシングサイトの方にメッセージを送らせていただいたので、ご確認ください」と送信。

本音としては「もうこの仕事終わりたいわ」と思ってたけど、「最後までやる」というこちらの仕事に対する覚悟みたいなものを見せて、相手がどう出るかを見たかったのです。

結果どうなったかというと、先方から「不安にさせてしまって申し訳ない。もちろんクラウドソーシングサイトの方でやり取りしましょう」とすぐに連絡がありました。

その後2・3記事を終えたところで、先方より「今回このような事態になって申し訳なかった。もう、3記事目で今回のプロジェクトは終了させて欲しい。最初の契約通り5記事分の報酬を支払うので検討してくれないか」と申し出があり、OKして終了となりました。

最初予測していた最善の結果は「納品した記事の分までの報酬をもらって途中終了」だったので、それを超える最善の形で終了できたことになります。

実際、そのクライアントさん自体には、私は特に何も不満は感じませんでした。

お仕事もやりやすかったし、報酬も低すぎない相場で満足でした。

他の、本当に悪質なクライアントだときっとこうはいかない。

私はおそらくラッキーだったのだと思います。

あくまでこれは私の今回のケースにおける対処法であって、正解かどうかはわかりませんし、一つのケースとして捉えていただければと思います。

クライアントと受注者は、お互いが必要としているという意味では、平等だと思う


最初に言及した「自分の中にある『仕事をする上で大事にしたい軸』みたいなもの」とは、このあたりのことです。

クライアントに対して受注者というのは、立場上ではどうしても弱くはなるけれど、だからと言って卑屈になる必要はない。

もちろん、お仕事をいただけることはとてもありがたいことです。

でも謙虚さと、自分を低く見積もることは違うと思う。

クライアントは、自分の目的を達成するためには、代わりに請け負ってくれる誰かがいないといけない。

受注者も、自分の目的達成のためには、お仕事をお願いしてくれる誰かがいないといけない。

そういう意味では、平等(win-win、でしょうかね)だと思います。

だからと言って「初心者のくせにこんな偉そうにメッセージしたりしていいのかなぁ」と怖くならなかったかと言われれば、ほんのちょっとはあったかもしれない。

でも、初心者だろうがベテランだろうが、クライアントにとって受注者は、自分のために労力や時間を割いてくれている相手であることには変わらない。

そこで、相手の経験レベルなどで態度を変えるような人間であるならば、そんな相手に卑屈になる必要なんて、もっとない。と私は思うのです。

事務職の時代に感じた、一流のプレーヤーと三流のプレーヤーの違い

少し話は変わりますが、それについて思い出すことがあります。

20代独身の頃の私は、総合職や営業など、組織の中でも第1線、稼ぎ頭としてのポジションで働いていました。

そして結婚後30代になって、事務の仕事に就きました。

その時に思ったのは「あぁ、昔私が総合職や営業をしてた時も、サポート業務を担ってくれている人たちが居てくれたからこそ、私は第1線で思いっきりプレーさせてもらえていたのだ」ということ。

サポート業務と言っても色々あるとは思いますが、本当に地味で「こんなの誰でもできるよなぁ」と思うようなことも多いです。

例えば、文房具のストックをチェックして発注しておいたりとか、郵便物を宛名別に分けて配ったりとか、資料のコピーとホッチキス留めとか。

でも、最前線でプレーしていると、そこまでのことはとても手が回らない。誰かがそういう部分を代わりに担ってくれたら、そこに使う労力も時間も全て、プレーに回すことができる。

だから、サポートしてくれている人のありがたみを知らないプレーヤーは一流にはなれないだろうなと、その時思ったのです。

その視点で観察していると面白くて、立場が上の方でも、それを本質的に理解している人としていない人では、当たり前だけど人望・人脈のレベルが違う。

前者は、やはり仕事ができて、転職された後も成功されることが多いし、様々な職種や業種の方と良い関係を続けていたりする。

後者は、仕事はできるとは言いがたい or うまくいっているように見えても、その組織の中だけのレベルだったりする。(組織を離れると、何もなくなる人がこのタイプ。)

三流の人は、そんな当たり前で大事なことを本当の意味で理解していないんですよね。(つまり、20代の頃の私にも言ってます。笑)

それは、どんな関係性でも言えることかもしれない。

会社と社員。
売る側と買う側。
家族の中でもあると思う。

そして今回のように、依頼主と請負主との関係も。

今回の件を通して、私が改めて感じたのは、こういう部分を忘れないでいたいなぁということ。

そして、ネガティブな状況でコミュニケーションをする時も、できるだけフラットに。

相手の立場や気持ちも尊重するように気を付ける(それが今回できてたのかは微妙なところですが)。

私の記念すべき40代からの社会復帰は、そんなハプニングに彩られた(?)スタートを切ったのでした。

おかげでしばらく怠けていたnoteを書くこともできたので、良かったんじゃないのかな、なんて思ってます。

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