ゼロ秒思考 自主トレ編:自分の「遅さ」をてなづける
こんにちは
このブログでは、少しの工夫や気づきで毎日を過ごしやすくできた、そんな経験をゆらゆらとお伝えしております。
はじめに
「即断即決、即実行」というフレーズ、よく耳にしますよね。試したことはありますか?試してみて、どうでしたか?
早く対応しようと思うばかりに慌ててしまって残念な結果に終わってしまう。「やっぱり自分には無理なのかな?」と、買ったばかりの指南本を本棚に戻してしまう...
こんな経験、ありませんか?私もその一人です。
身近な人から「遅い、遅い」と怒られ、会社ではシステム入力が遅くて間違いだらけだとベテラン社員から罵られていた私が、「即断即決、即実行」に取り組んでみて気づいたことをこの記事でお伝えします。
即断即決即行動は、猪突猛進とはちがう
まず、一つ大切なポイントを押さえておきましょう。
即断即決即実行と、猪突猛進は違います。
もし今、あなたが猪突猛進していないのであれば、それはむしろよい状態です。これから、失敗せずに「即断即決、即実行」できる道筋を作っていきましょう。
自分の「遅さ」と向き合う
「即断即決、即実行」を実践するために、私が心がけていることは:
自分の考え方の癖を受け止める
改善できそうなことから取り組み、早さにこだわる
直せない点は無理して直さない
つまり、「できることからやる、できないことはいったん放置する」というスタンスです。
このアプローチでも、判断と行動を今よりも早くすることは可能なのです。
私の考え方の癖
では、具体的に私の考え方の癖をお話しします:
人の言葉を聴いていると、直感的に先が読めることが多い
業務中の説明を聴きながら、改善案が浮かんでくる
ただし、複雑な事象(特に人間関係が絡む話)は判断どころか理解にも時間がかかる
人の行動や考えを悪意的に捉えてしまい、後で後悔することが多い
なぜこれがわかったのか
これらの特徴がわかったのは、以下の理由からです:
以前から「考え方に癖がある」と言われていた
「鋭い先読みもできるが外れも多い」と仲間から言われていた
「即断即決、即実行」に取り組む進めるうちに、これらの特徴をより強く実感した
私なりの対応策
こうした癖を踏まえて、私が実践している対応策をご紹介します:
直感的に浮かんだ考えの取り扱いに注意する
口に出す前に「またいつもの癖じゃないか?」と自問する
そんな時は当たり障りのない言葉でやり過ごす
半日〜1日置いて、より誠実な回答が出てくるのを待つ
ジョギングやヨガ中にアイデアが浮かぶことが多い
その問題について考え続けることで思考のアンテナが伸び、さらに良いアイデアをキャッチすることもある
考え方の癖の根拠
私の考え方の癖には根拠がありました。
約10年前にWAIS-IIIという知能検査を受けたところ、医師から以下のような説明を受けました:
「情報摂取力が強すぎて処理能力とのバランスがあっていない。だから、場面によって瞬間的に対応できるときと処理に時間がかかり「フリーズ」してしまうときの差が大きい。単純な事務処理には向いていない。これは個性だから、無理して対応せず、得意なことを活かしたほうがいい。」
AIの見解
当時の検査結果がまだ手元にあったので、AI(Claude 3)に読み取ってもらい所見を述べてもらったところ、以下のような見解が得られました:
言葉のみの情報であれば反射的に反応できる
やや複雑な情報については逆に時間がかかってしまう
その分、独自の視点や深い洞察を込めた所見も出せる
これらを踏まえ、私は「できることから対応しよう」と思いました。慌てて言葉をつないで信用を失うよりは、自分のペースを保つほうが良いと考えたのです。
思ったことをすべて表に出すのではなく、自分の癖を理解したうえで対応するタイミングを即判断、即実行する。このようなルーティンを実施することで、仕事の処理が滑らかになりました、クイックやスピーディではなくスマートに振舞うよう心掛けることで結果的に対応は早くなったと思います。
現在私は、地方の支店から本社に異動となり、社内の事務処理を簡素化、効率化すべく取り組みを進めております。
まだ課題が残る点
私自身の課題
他人に対して批判的な考えが先に立ってしまう点については、まだ明確な原因がわかっていません。思考パターンが独特なゆえに辛い思いをした経験が影響しているかもしれません。しかし今は、原因を深掘りするよりも、穏やかに即断即決、即実行できるよう、自分なりのメソッドを策定して実行することを優先しています。
職場の課題
以前私が所属していた職場のように、古株の職員が、周囲に自分のやり方や考え方を押しつける職場、苦手な仕事を「これも勉強だ」といって意図的に担当として割り振る職場ではこのようなアプローチは難しいかもしれません。そのような職場環境の改善も、今後の課題かもしれません。
まとめ:あなたなりの「即断即決、即実行」を見つけよう
私の例は極端かもしれません。しかし、誰にでも考え方や反応の癖はあるはずです。
「即断即決、即実行」は、あなたを戸惑わせるためのメソッドではありません。自分の考え方の癖を理解し、少しずつ試行錯誤を重ねることで、よりスムーズな対応ができるようになるはずです。
あなたなりの「即断即決、即実行」のカタチを、見つけてみてください。
今回参考とした書籍ː「ゼロ秒思考 行動編」
「自分の遅さに向かい合う」活動、継続中です
日々、自分の癖と向かいあいながらブログを書いています。よろしければこちらもご覧ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。また新たな気付きがあ
りましたら、この場をお借りして報告させていただきます。