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オンライン診療アプリを利用してみた
みなさん、おはようございます。
このブログは、私が自分自身でゆらゆらと試したり考えたりしたことについて記載しております。
急に熱が上がったので、アプリを使ってオンライン診察を受けました
年始早々に体調を崩し、オンライン診療を利用してみました。実際に行った手順から感じた課題まで、取りまとめてお伝えします。
2025年1月2日01:30
大晦日から微熱が続いていたのですが、昨日の夜半になって急に熱が上がってきました。
年末年始に体調を崩すのはいつものことだと思い、静かにしていればそのうち収まると思っていたのですが、これはよくないと思ってネットで当番医を探しても見つかりません。そのかわり、オンライン診察アプリを勧める表示が出てきました。
これも貴重な経験ですので、その概要について報告いたします。
基本的な操作と受診の流れ
基本登録
まず、アプリをダウンロードし、必要事項の登録から始めました。住所、氏名、生年月日といった個人情報に加え、マイナンバー保険証をアプリの撮影機能で撮影・登録。日頃使用している薬の情報も入力しました。
問診
続いて問診情報を登録する画面が現れるので、現状について登録していきます。登録する事項は、対面で内科を受診する際に問診票に記載する項目とほぼ同じ内容です。自覚症状は何か、いつから始まったか、体温はどのくらいでどのように推移しているか、希望する薬の種類(形状、ジェネリック医薬品の処方の可否など)について入力しました。
ここまでの入力が終わると診察の申し込みができ、診療時間の目安が画面に表示されます。
待機中はこのような表示になります
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随時SMSで進捗の通知が来ます
○○です。オンライン診療が始まる前に、ビデオ通話の準備をお願いいたします。
ビデオ通話準備
①マナーモードの解除。
②通信環境の良い、プライバシーが守られる場所で待機。
③マイク・カメラへのアクセス許可を要求された場合は「許可」を選択。
▽アプリの起動はこちらから
○○です。
前の方の診察が完了しました。
準備が完了次第、医師から電話をおかけします。
お電話に出られる状態でお待ちください。
自分の順番が回ってくると、医師から電話がかかってきます。受話器ボタンを押す際に「カメラを起動しますか?」という質問がメッセージボックスに表示されるので、起動する、を選択します。
診察
診察自体は5分ほどで終わりました。
対症療法的な薬の処方箋を出すための問診である旨説明をもらってから、診察が行われました、私の場合、さほど多くのやり取りは必要なく、熱さましと咳や痰を抑える薬の処方します、と説明を頂き、診察は終わりました。
電子処方箋
診察後、電子処方箋の準備ができるまでには少し時間がかかり、準備完了の通知はショートメッセージで届きます。
頂いた通知(適宜加工しています)
○○です。
オンライン診察をご利用いただきありがとうございました。
お薬の処方がございましたので、アプリから2店舗以上受取先薬局の設定をお願いします。
アプリ内の薬局情報は年始の営業時間と異なることがございます。営業時間につきましては薬局に直接お問い合わせください。
ご不明点がございましたら、下記番号までご連絡をお願いいたします。
xxxx-xxx-xxx
電子処方箋受け取り以降の操作
診察よりも処方箋を受け取った後の方が、時間と手間がかかります
受け取り方法の選択
受け取り方法には二つの選択肢があります。
宅配便での配送
これは都道府県によって配達の可否、診察当日の配達、翌日以降の配達になるなど対応が分かれます。同じ南関東でも東京、神奈川と千葉、埼玉では対応に違いがあるようです。
電子処方箋に対応している薬局で受け取る
今回、1月2日という時期柄、営業している薬局を探すのに苦労しました。アプリには候補となる薬局のリストと営業状況が表示されますが、年始の営業情報が正確に反映されていないケースが多く、アプリに表示される受け取り候補の薬局が実際には休みだったりすることがあります。
○○です。ご希望の薬局での調整ができませんでした。○○アプリから再度薬局の選択をお願いします。
▽調整できなかった理由
ご希望薬局が営業時間外で調整できないため
▽調整できなかった薬局
○○薬局南▲▲店
○○薬局南■■店
ウェルシアの店舗が休日も対応してくれることが多いようです
結果として、ウエルシアの店舗が休日でも対応してくれることが多いと分かりました。
一度経験すれば戸惑わずには済みますが、はじめてだと戸惑ってしまうと思うので、念のため記載しました。
受領にかかった時間
私の場合、発注が入ってから30分くらいで準備できたようです。ただし、作業の合間に人手が入る以上、行き違いも起きがちなので都度電話などで確認をした方がいいと思います。
オンライン受診を経験して感じたこと
この体験を通じて、いくつかの気づきがありました。
メリット:最小限の手間で医師の所見がもらえる
何といっても、医療機関に行かなくても、誰かに付き添ってもらわなくても、待合室で待たされることもなく医師の所見が頂ける。これは大きいですね。
課題:オンラインでできること、できないことがある
オンライン診察では、テレビ電話を通じた対話でやり取りする情報からしか病状を判断できません。対面の診察で行われる触診や聴診器による診察、インフルエンザやコロナの検査キットの使用はできません。
そのため、患者側で状況をできるだけ正確に伝える必要があります。私の場合は症状から判断してインフルエンザの可能性は低いと判断され、対処療法的な薬を出して頂きましたが、インフルエンザの可能性が高い場合は改めて対面診察が必要になったのではないかと思います。
アプリの「中の人」
また、電子処方箋システムが想像以上に人の手を介していることも分かりました。アプリで薬局を選択、ボタンを押せば、自動的に選んだ薬局に処方箋データが遅れらると思い込んでいたのですが、実際には運営スタッフが各薬局と電話で調整を行っているとのことでした。正直これは驚きました。
日頃の心がけ
この経験から、普段から自身の医療情報(保険証やお薬手帳など)をしっかり把握しておくことの重要性を実感しました。たまたま私は昨年からかかりつけ医を持ち、お薬手帳も準備していたため、スムーズに手続きを進められました。また、保険証もマイナ保険証で対応できるのか、旧来の保険証が必要なのか、それはケースバイケースのようなので、指示されたときにあわてず提示できるようにしておきましょう。
オンライン診療アプリについて
主だったアプリについて、こちらの記事を参照いただければと思います。
おすすめアプリランキング
Perplexityを使えば、比較検証が進みます
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Perplexityは「関連する質問」の例を提示してくれます
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アプリを用途別、ニーズ別に整理してもらいました
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Perplexityによるまとめ記事
以下に、主要なオンライン診療アプリを用途別、ニーズ別に整理しました:
## 総合的な診療を希望する場合
- SOKUYAKU:38以上の診療科を予約・受診可能で、幅広い医療ニーズに対応。
## 迅速な診療と薬の受け取りを希望する場合
- SOKUYAKU:最短当日発送で薬の手配が可能。
- CLINICS:初診からオンラインで診察可能で、処方箋や服用記録を一括管理。
## 医療情報のデジタル管理を重視する場合
- CLINICS:処方箋や服用記録を一括管理でき、お薬手帳機能も搭載。
## 低コストでの利用を希望する場合
- SOKUYAKU:システム利用料が診療・服薬指導それぞれ一律165円(税込)。
- CLINICS:アプリ利用料が無料で、医療機関・薬局への支払い以外に費用がかからない。
## 土日夜間の診療を希望する場合
- HELPO:土日夜間を含むオンライン診療に対応。
## 医療従事者向けのサービスを利用したい場合
- LINEドクター:医療従事者専用のサービスがある。
## シンプルな操作性を重視する場合
- LINEドクター:シンプルなデザインで操作が簡単。
- CLINICS:わかりやすい操作画面で初めての方でも使いやすい。
## チャットでのコミュニケーションを重視する場合
- curon:チャット機能が充実しており、再診や慢性疾患の継続ケアに適している。
ただし、このまとめ記事は、運用事業者のアピールする事項をもとに生成されています。ユーザーからのフィードバックが十分反映されているかはわからないので、あくまでも参考資料としてください。
私が今回使ったアプリ
私が今回使ったアプリは「みてねコールドクター」です。使用感に特に気になるところはありませんでしたが、人気があるとされているアプリと比べて構造がシンプルな印象を受けました。
今のうちに試しておきましょう
私自身オンライン診療アプリを使用するのは初めてではありませんでした。ですのでさほど慌てずに対応できたのですが、体調がすぐれない中で新たなツールの使い方を習得するのは、正直難しいと思います。
共感頂けましたら、一度オンライン診療を試してみること、それができる「かかりつけ医」を選んでおくことをおすすめします。
感謝の言葉
休日中にもかかわらずご対応いただいた医療従事者の方々、薬局スタッフの皆様には、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。