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ゼロ秒思考トレーニング:Podcastで思考力強化②『インナーチャイルド』

こんにちは
今回は、Podcastを聞きながら思考スピードを強化する方法について紹介します。通勤時間+10分でできるこの方法、ぜひ一度お試しください。
なおこの投稿は以前投稿した「A4メモ書きで-『怒り』を考える」と骨子の部分が共通しております。その点ご了承ください。

「ゼロ秒思考」とA4メモ書き

私が所属しているブレークスルー講座の主催者、赤羽雄二さんの代名詞である「ゼロ秒思考」。その中心となるメソッドが「A4メモ書き」です。詳細については、病院建築note さんがわかりやすく説明されているのでご参照ください。

https://note.com/365days_tensyoku/n/nfc436ffbf29d

A4メモ書きのコツがまだつかめない方へ

A4メモ書きは、自分の思考を棚卸し、整理して次の行動へといざなう実践的なメソッドです。赤羽さんが力説されているように、「とにかく言葉をはきだす感じで書く」のがポイントです。

とはいえ、このコツをつかむのに難しさを感じている方もいらっしゃるでしょう。「何を書いていいかわからない」「思考が堂々巡りしてしまう」といった悩みをお持ちの方に、今回はあるやり方を提案いたします。

ポッドキャストを活用したA4メモ書き

そのやり方とは、ポッドキャストの対談番組にステルス参加する(参加しているつもりで聞く)ことで、自分の思考を深めていく方法です。具体的な手順は以下の通りです:

  1. 気になるポッドキャストの番組を選択する

  2. 番組でのやり取りをなんとなくメモ書きしていく

これだけです。シンプルでしょう?

単なる議事録ではありません

「これだと単なる議事録になってしまうのでは?」と思われるかもしれません。そうですよね。では試してみましょうか?
試してみて実際にそうなった方には速記者の才能があります、素晴らしい発見です。でも実際にはそうならないことの方が多いのです。

A4メモ書きのメソッドは、正確さよりも早さが求められます。ですので100%忠実に書き写しているつもりでも、自分が共感できることに力点が置かれます。また、自分なりの表現に言い換えていることも多いのです。

書いているうちに、番組から離れて自分なりの所見が出てくればしめたものです。でも、そうでなくてもいいのです。自分の言いたかったことを、パーソナリティが言語化してくれた。私は文字にするのを手伝っただけでよかった、と受け止めればいいのです。

実践例:「自分の中の、誰かの声」についてのA4メモ書き

ではここから先は、私が実際に行ってみた結果を共有いたします。
今回は、https://j-wave.podcast.sonicbowl.cloud/podcast/5906d54b-24f1-41ee-abee-af72f3b2cad7/を聴きながら、「リペアレンティング」というテーマについてA4メモ書きを行いました。

以下、私が番組を聴きながら作成したA4メモ書きです

A4メモ書き1枚目
タイトルːどんな方だろう
・この方テンション高いし英語の発音キレキレやなあ
・こういう方をバリキャリっていうんだろうなあ
・セルフリペアレンティングって何だろう
・自分を育てなおす?また子供に戻るの?学び直しとは違うの?

A4メモ書き2枚目
タイトルːおこった出来事
・お気に入りのグラスを落とした時にとっさに謝ってしまった
・自分で購入した自分のグラスなのに、まだ使えるのに
・感情が高まったときに誰かに謝ってしまう
・誰に謝っているんだろう?自分の中の母親?

A4メモ書き3枚目
タイトルːインナーチャイルド
・子供の時に受けた心の傷がずっと残っている
・昂ったときに自分の中にそのころの自分がよみがえる
・自分の中の弱い子供は、怒られないように必死でふるまう
・こんなバリキャリの方にもそんなことが起こるのか。

A4メモ書き4枚目
タイトルː自分の場合
・自分はどうだろう、親も出てくるけどそれ以上に昔の上司かな
・すぐキレてわめき散らす上司が出てくるな
・大声だけではない、凄まれたり、舌打ちされた記憶がよみがえる
・強い印象受けると、ずっとこころに残るんだな

A4メモ書き5枚目
タイトルː夢に残る恐怖
・時々恐竜や怪獣に追いかけられていた夢を見る
・それはずっと前の祖先の記憶だという説がある
・そのくらい、恐怖の記憶は残るんだな
・教育と称して怖い思いをさせるとそうなってしまう

A4メモ書き6枚目
タイトルː悪い自分
・悪い出来事があった、と自分は悪い人、が混同してしまう
・出来事と自分の状態は別なのに混同してしまう
・やっぱり、自分が悪いんだ、ダメなんだと思ってしまう
・そう思うほうが頑張るより楽だから。でもそれはよくない。

A4メモ書き7枚目
タイトルː自責と責任
・自分が悪いんだ、と、なんで自分はそうしてしまった、は違う
・そんな時だれかわかって、誰か助けて、は難しい
・それがかなわず人間不信になるとそれは二次被害だ
・自分で自分のためにできることを行う、それが自己責任

A4メモ書き8枚目
タイトルːごきげんは自分で作るもの?
・確かにそうだ、別所哲也さんがラジオでそう言っている
・でも感情は他人とのかかわりで湧き上がってくるもの
・そんなにすぐさまコントロールできるものでもない
・相手の中のそんな状態を見て影響されることも多い

A4メモ書き9枚目
タイトルː自分でできること
・親や上司に完全を求めるのもまた違う
・生活習慣、整理整頓、食生活、すべて親に教えてもらえるわけではない
・実家がゴミ屋敷だったから自分の部屋もゴミ屋敷でいいわけではない
・自分で自分を律していかないと、惨めな思いするのは自分

A4メモ書き10枚目
タイトルː友人としてなにができるか
・歯が痛い、腰が痛いと言われても友人は治療はできない
・それは大変、一緒に医者に行こうかと促すことはできる
・アメリカではメンタルについては専門家に気軽に相談する
・インナーチャイルドについて話し合うことは友人関係でもできそう

A4メモ書き11枚目
タイトルːまとめ
・自分の育てなおし、それは自分のためにおこなうこと
・親や上司は選べないし、万能な存在でもない
・だからと言ってその影響をずっと引きずるのは自分がかわいそう
・自分で自分を大切に思うのなら、リペアレンティングを試みましょう

他者の意見と自分の意見がとけ合う状態

メモ書きが済んで、余裕があったらPodCastをもう一度聴いてみましょう。
PodCastに言及されていてメモ書きもできていた事項、できていなかった事項、自分独自の見解。振り返りをすることで自分の考え方のくせがわかってきます。反省や後悔ではなく、事実確認くらいの感覚で進めてもらえれば十分だと思います。

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました。A4メモ書きを通じて、私たちの身近な感情について深く考える機会を持つことができました。皆さんも、日常生活の中で気になるテーマについて、A4メモ書きを試してみてはいかがでしょうか。

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