見出し画像

フランス滞在許可証の苦難

おはようございます。本日は昨日滞在許可証を受け取りに警察署に行ってきたので、その内容について少し語らせていただきたいと思います。

【滞在許可証の種類】
私は2017年〜2018年をワーホリのVisaに。2018年〜2023年を学生Visaにしておりました。学校さえ決まっていたら、そして前年度の在籍証明書(テストであったり出席であったり)があれば苦労もなく更新ができるので、とにかく学びつつまだまだフランスに滞在したいという方におすすめのVisaです。バイトも週何時間の労働が許されているので可能です。私はお土産屋さんなどでバイトをしておりました。

2023年からはVisaの種類を思い切って変更しました。ダンスカンパニーで契約書も得ることができたので、パスポートタランというアーティストVisaに変えたのです。

パスポートタラン挑戦に向けて不安だった点は、世界中からパスポートタランを目指しているアーティスト(才能・であればアーティストのみならずたとえばパソコンのウイルス対策特化スペシャリストなど。。。友人にいました)がごまんといるので、なかなか許可が降りない狭き門であること。

挑戦したかった点は、まさしく以前書かせてもらったFrance Travailからもらえる失業手当、intermittentsが欲しかったからです。フランス人であれば何歳でもFrance Travailに登録できますが、外国人は就労許可レベルのVisaでないと登録すらできません・・・。

【パスポートタランへの挑戦】
パスポートタランを得るのために必要になってくる要素が
①いかに自分がフランスで活躍してきたか
②いかに自分がフランスで必要とされているか
③契約書や給与明細がものをいう
ということです。③の契約書、過去・現在・次年度の契約書があればなんの心配もないのですぐ申請できます。

ですがそうではない場合が多いです。そのため①②を駆使したプレゼン資料が必要となってくるのです。

私は契約書がその月その都度更新というカンパニーだったので、次年度マルっと提出することができません。なので次年度のカンパニーの動きを見せるためにメールの内容を貼り付けたり、今までの自分のパフォーマンス実績を全ていれ、推薦書なども書いてもらって一年目はようやく許可がおりました。

2年目の更新になった2024年もなかなか厳しかったです。更新なので1年目より楽かなと思ったのですが、申請時期が5月〜6月。その時極右支持がフランス全土を占めている時代でした。政権の不安の影響なのか、7月終わりまでずっと結果は拒否、めげそうになりましたがなんとかギリギリのところで許可をもらえました。

【滞在許可カードを取りに行くアポをとる】
レセピセ、もしくはattestation decision favoriという紙が届くと一安心です。あとは許可が降りたので滞在許可カードを受け取るだけ。
このカードを受け取るためのアポを取るのも熾烈な争いになります・・よくフランスに滞在している方や有名人さんなんかも不安になり文句を言うシステムです。

アポはまずはサイトで予約を取ってからという流れになります。世界中のあらゆるタイプのvisaの許可を得た人々が一斉にサイトに入って予約を入れようとするため全くとれません。2023年までの経験で言うと、とある月の一週間がサイトに現れて予約を取るという感じでした。そして翌週、一週間分が現れてまた予約できるようになるのですが、そのタイミングが毎年?毎回?変わっているのです。2021年の時は火曜の昼11時ごろに日にちを選べるページに急に変わったので運よくとれた。。という記憶がありますし、2022年は金曜の22時ごろに急に日にちを選べるページまで進めた記憶があります。2023年は運よく3日くらいサイトを毎日開いていたら日にちを選べるページに進んだ記憶があります。

とにかく、当時は月曜〜金曜の朝イチ6時、活動始まりそうな9時〜10時、お昼頃12時、夜22時〜23時という時間帯に絞って毎日毎日サイトを見てページを進めて・・といった日々でした。

2024年の今年、8月終わりにカードができたと連絡が来たのでサイトから予約を入れようとページを進めていきました。
今年はなんだかそもそも警察署のサイトの雰囲気が少し違う・・?と感じていたのですが、remise titre séjourというカード受け取り予約のページで確信を得ました。
なんと予約が取り放題!タイミングが良かったのかサイト運営側がやり方を変えたのか、夜22時に予約サイトを見ていたのですがたくさんの選択肢が目の前に広がっていました。そして次々に予約がとられている様もみれました・・・
急いで予約を入れて完了です。

【警察署にて】
prefecture de la policeに昨日10時に到着しました。10時25分の予約でしたが未だかつてないほどの長蛇の列でした。(折り返してまで列があるのは初めてです)
ほとんど列は動かず建物の中にようやく入れたのが12時ごろ。カード受け取りの部屋に入って初めて座れたのが13時半ごろ、カードを受け取って外に出たのが14時10分でした。合計4時間立ちっぱなしです。
多分ですが、先週から二週間ほどフランスではvacances scolaireといって学校はバカンスに入っています。その影響があるのかな?と思いました。

ちなみに2023年も覚えてます。3時間かかりました。その日システムエラーが起きてしまって受付側も受け取り側もイライラしていたのを覚えています。

そして遡ること2022年、お昼過ぎの15時とかでしょうか。人っ子一人おらず、数分で建物内に入ってカードを受け取った記憶があります。もしかしたら午後が吉と出るのかもしれないですね。


ということで、ちょっとしたフランス小話をこちらで書かせていただきました。そういうもんなんだなぁという感じで読んでいただけたら幸いです。

それでは、よい一日をお過ごしください!

いいなと思ったら応援しよう!