フランス生活でもおっちょこちょい③歯

おはようございます。ふじです。
今回は歯にまつわるトラブル？をお話ししていきたいなと思います。

私は歯関連が大の苦手です。歯医者さんは病院より怖いと思いますし、歯のトラブルが起こるとめまいが起こるほどです。昔から虫歯になりやすいし歯石もあるわ歯並びがそもそも悪い・・と悪いことだらけの状態です。

フランスに渡仏する前、４本あったうち３つの親知らずだけ抜いていました。右上の親知らずはレントゲンでその姿を確認できるものの肉眼では見えないので処置せずでした。歯科治療の状況について未知だったため、とにかく日本の保険が効く間に色々と処置を施しておいたわけです。

【銀歯がとれた！】
さて、2018年12月ごろのことです。この頃私はとあるお土産屋さんでバイトを始めました。12月のクリスマスが近い時で、お店はかき入れどき。特に店内が混雑していた時のことです。

夕方ぐらい、お客さんをさばいていたのですが、二人組の若い子が何やら話があるとお店に入ってきました。なんでも、授業の一環でわらしべ長者のようなことをしているらしい。１€くらいの価値のものから始め、物が転々と代わり現在握られているのは小さなキャラメル。これを何か交換できないかとのことです。店長に聞くと、じゃあこれはどうかなととある商品を指差しました。
学生たちは去り、キャラメルがポツンと残りました。
店長、このキャラメルはどうするんですか？と聞くと、食べちゃっていいよ〜とのこと。
頃合いを見て頬張っていたら。。。
右奥歯下の銀歯がとれてしまったのです！

もうあまりにもショックでショックで・・・一瞬貧血みたいに目の前が真っ白になって動悸も激しく、座り込みました。店内混雑中で店長に何してるの？と驚かれましたが、顔面蒼白な私を見てギョッとし、2階に上がってちょっと休みなさいと言われました。

ちょっと休んだのち歯が・・・と相談すると、なぁんだ・大丈夫！Doctolibを使って歯医者を予約しな！と言われました。
滞在1年と６ヶ月くらいになるまで病院・歯科院系にお世話にならなかったので一度も使わなかったのですが、とうとうDoctolibを私も使うことになりました。

【Doctolib】
Doctolibとはあらゆる医療系（理学療法や血液調べるラボやコロナ時はワクチンまで）の予約システムのことです。基本全てこのDoctolibから予約を入れてはじめて病院や医療センターに行くことができます。予約がないとお医者さんに診てもらえません。
アプリをもちろん持っていなかったので、当時はスマホからサイトを開いて同僚にどうするのか聞きながらやりました。もちろんすぐに空いているところでおうちの近所がキーポイントになります。

プライベートでやっているところならもちろんお値段はしますし、センター系ならお値段は安いです。もちろん安い方で！ということで街の歯科センターを予約しました。

【Dentego】
ということで翌日、お家から3駅の歯科センターDentegoへ行ってきました。チェーン店？で街の至る所にDentegoはあります。医療を受ける際はCarte Vitaleという国民健康保険のようなカードが必要です。当時まだカードが届いていなかったような？（注文してから1年かかるような代物です。フランス人も一度なくすと1年くらい放置されています）代わりにprovisoire（仮）という紙が各自で印刷できるので、そこにある社会保障番号を見せてOKです。
さらに必ず聞かれるのがMutuelleです。これはCarte Vitaleではカバーできない分を保証する保険ですが、これは持っていなかったので提出できませんでした。なければないで大丈夫です。ただ支払い分が多くなるだけのこと・・・
Mutuelleもたくさん種類があるので、よく学生時代はどのMutuelleに入るべきなのか話し合っていたものです。

【歯の状態はいかに？】
さて本題の銀歯ですが、もう土台がやられてしまっているので新しい銀歯を作ってもしょうがないとのこと。いっそインプラントにしたほうがいいよと言われました。
まさかのインプラント？30歳になったばかりでしょうか、31歳くらいだったでしょうか。私もうインプラントを検討する年齢になったんか・・と少し状況が受け入れられない状態でした。
とりあえず仮歯だけ入れてもらって、書類をもらって値段を確認し、日本のインプラントと比べても三分の一くらいのお値段だったので、高いといえば高いのですがやるしかない。えいや！と決断してインプラント手術をお願いしました。この街の歯科センターでいいのか？という不安だけ残しつつ・・・

今回はおっちょこちょいなのかあるあるなのか、ネッチョリする系のものを食べたら歯が取れたよというお話しでした。
歯科治療にまつわるフランスでのお話はまたフランス語も交えて、シリアス目に別の機会でメモを残せたらと思います。

それでは、良い一日をお過ごしください。